特別展の目玉
真珠の耳飾りの少女 ~ フェルメール
BSなどで何度も紹介されたし、この絵を題材にした映画も見ており、フェルメールブルー
と呼ばれた 青 が、ラピスラズリを潰して作られた顔料だということも知っている。
但し、実際に見た感じは、例のライトを落とした会場だったからかどうかわからないが
色褪せしているように見え、感動するほどのブルーではなかった。
さらに、この絵の魅力が一体何だったのか、についてもわからずじまい・・
ーー人物画自体に興味を持てないせいでもあるけれどーー
結局、フェルメールは2作品のみ。
さほどの印象を得ることの無かったフェルメールに比して、あまりに大物?すぎるうえ
陰影など仰々しすぎるのでは、と敬遠気味だった レンブラント に、意外にも
大きく心を動かされてしまった・・!
レンブラントの展示全6作品中、最初に展示されていたのが
スザンナ
Rembrandt van Rijn
Susanna
大画面と明暗を画面上に強く押し出したルミニズムの技法を得意とし、
「光の画家」「光の魔術師」(または「光と影の画家」「光と影の魔術師」)
の異名を持つ。
~Wikipedia
に書かれているようなことは知ってはいたが、複製(ネットなどで見る)を見ただけで
過小評価していたところがあった。
がーー百聞は一見に如かず とはよく言ったもので、正しく一見して、レンブラントの明暗に
天才たるひらめき を感じ、その極端とも思える明暗、陰影の配分?があまりに素晴ら
しくてーーー失礼かもしれないが、展示されているレンブラント以外の画家達とは一線を画す
格の違い
を強烈に感じてしまったーー
ーーとはいえ、絵画の好みなど人様々なので、全くの個人的感想ではありますが・・
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シメオンの賛歌
に関しても、その明暗に目を逸らすことができなかった・・
Simeon's Song of Praise


