双子のお二人のうち、メッセージを送ってこられたTさん(仮称)ーー
最初に見えてきたのは、Tさんの前世での姿だった。
清潔な白い、ぱりっとした生地の着物に袴ーー着物には、黒っぽい絣(かすり)の模様が
織り?込まれている。
こんな感じ![]()
時代は
幕末 もしくは 明治ーー
着物は仕立ておろしたばかりのようで、白さが際立っている。
下駄を履き、画像のように、メガネもかけていたように思う。
ーー上の画像は 書生 で検索したものだが、前世の人物も、何か 学校 のような所に通っていた。
年は、16才
分厚い書物を手にした学生風の人物が通うのは、まさか寺子屋でもあるまいしーー
この時代の、そんな関連の知識もなく、いったいどんな学校に通っているのか、この時点では
見当もつかなかった・・
そして、この若いーー大人に向かう過渡期である年頃の少年は、腕に抱えた重そうな書物
から受けるインテリのイメージとはかけ離れた、結構
やんちゃな坊ちゃん
だった。
つまり、学校への道すがら、途中にちょっとした池、もしくは水溜りのようなものがあり、毎日
そこまで来ると、派手に飛び越えては進んでいく。毎回、毎日ーーー
別に暴力的ではないし、全く悪気もないのに結果、人に乱暴な印象を与えてしまうことがある。
ーーそんな彼の若さゆえの行いがある事件を招き、そして、もうひとりの双子、
Nさん(仮称)との運命的な出会い
に繋がっていくことになる・・

