見えた前世の歴史的裏付けをとるには、限界がある。
ある程度資料をかき集めることはできても、本当のところを知っている生き証人は存在しない。
タイトルは忘れたが、前世について語る人々を取材した本(米国)を読んだことがある。
取材されたのは10人程ーーそして結論は、ほとんどが何も証明できなかったということだった。
つまりーーー例えば、大戦前、爆発炎上した飛行船ヒンデンブルクに乗っていたと語る前世の記憶を持つ人物がいて、その人物は前世の自分の名前まで覚えていたため、事故当時の乗客名簿を調べたが、そんな名前は 名簿に載っていなかった とかーー
また、ある古城を訪れた中年の女性が、その古城に住んでいた記憶があり、養子に迎えた夫の帰りを何ヶ月も寂しい思いをしつつ待ちわびていたと語った。
だが、当時の習慣として、姫君が伴侶を養子として迎える事はあり得ない、という 歴史的事実 が存在したため、これも真実かどうか疑わしいというものだったりーー
ほどんどが グレー な内容だったというのだ。
例に漏れず、私も、証明できるものは何ひとつない。
ただ、知識にないものが見えることが多いので、想像で見る?ことは非常に困難だ、とは言える。
なので、上記の人々も含め、グレーではあっても、真実ではないと言い切ることもできないだろう・・
今回は、裏付けを取ろうと試みたが、結論としてそれがあまりよく取れなかった前世について書こうと思う。
裏付けが取れなかったため、随分前に見た前世だったが、ブログに載せることを躊躇っていた。
ただ、私にはあまり馴染みのない背景の前世だったため、ずっと面白いとは思っていた・・
ーー最初見えてきたのは、白い景色・・
むっとする暑い空気が漂う中、椰子の葉が見えた・・