銭貨について調べていた最中、偶然にも中日新聞 5月20日のサンデー版に
『日本の硬貨』 についての特集が掲載されていた。
それによると、昨日書いた 承和昌宝 以降の 直径 19~21mm の銭貨は
1円 20mm 50円 21mm に相当し、私が見たサイズとは明らかに違う
ことを確信した。
見えた銭貨は、五百円硬貨のサイズに近い、和同開珎 ~ 富寿神宝 の中に
あるのでは、と考えられる。
ひとつひとつを見ていくと、万年通宝 神功開宝 隆平永宝 の3つが
24~25mm前後 と、最も近い。
和同開珎 に関しては 24mm前後 との記載しかない。
和同開珎 に関する記述をウィキペディアから転載すると![]()
直径24mm前後の円形で、中央には一辺が約7mmの正方形の穴が開いている
円形方孔の形式である。表面には、時計回りに和同開珎と表記されている。裏は無紋である。
形式は、621年に発行された唐の開元通宝を模したもので、書体も同じである。
律令政府が定めた通貨単位である1文として通用した。当初は1文で米2kgが買えたと言われ、
また新成人1日分の労働力に相当したとされる
現在の埼玉県秩父市黒谷にある和銅遺跡から、
和銅ーーにきあかがねーー純度が高く精錬を必要としない
自然銅 が産出した事を記念して、「和銅」に改元
するとともに、和同開珎が作られたとされる。
自然銅
万年通宝 に関しては
直径24mmから25mm前後の円形で、中央には正方形の孔が開いている。
銭文(貨幣に記された文字)は、時計回りに回読で萬年通寳と表記されている。
裏は無紋である。量目(重量)3gから4g程度の
青銅鋳造貨
である。
以上を総合すると、前世の映像として見えた銭貨が、荒唐無稽な映像である
と言い切ることはできないだろうと思える・・・



