前世の少女はーー理由はわからないが、ひとりで旅に出ている。
季節は夏ーー
旅の途中、高価な簾を下ろした牛車とすれ違う。
休憩のため、木陰で休むお付きの男性達は、汗を拭きつつ携帯している竹筒から
水をごくごく飲んでいる。
別の日には、お祭り(仏教?)なのか、大勢の人が集まる場所に居合わせた。
主催者?達が祝いのため、集まった人々の上から金色の花?を降り注ぐ。
少女は、その土地の住人ではないが、たまたまそこに居合わせ
金色の花を頭から降り注いでもらった。
ーー親元を離れたひとり旅は、不安を伴うのが自然だーー
しかしこの少女は、不安な気持ちがほとんどなく、無邪気に、次々訪れる
新しい体験を楽しんでいた・・・!
夜には流れ星、そして満天の輝く星々を見るのが楽しくて嬉しくて仕方がない。
大好きな星空見たさに野宿(夏だから?)してもまったく不安や恐怖を感ずることもない。
ーー純粋で、無邪気で・・心が、清らかな水のように美しい少女だった・・


