自分の前世でも他の人の前世でもそうだが
様々な国、そして時代の旅をすることができる。
そして、それまで興味も知識もなかったことを
知る機会を得る。
例えば、ある 『女装家』 A の前世ーー
国は日本、時代は江戸時代かーー?
旅装束に身を包んだAが、小船の並ぶ海岸
にやって来た。
そこでは、船頭と思われる男たちが
博打に興じている。
その一人にAは声を掛ける。
ーーーAは、何かまともではない商売に関わっていて
そのヤクザのような船頭に船を出してもらうには
高い報償を与えなければならない・・・
ーー実際こういったことが行われていたかどうかは
わからない。
時代劇などほとんど見ないし、江戸時代の歴史にも疎い。
映像を見ながら へえ~っ と唸るしかなかった。
後日、そういったことに詳しい人物に尋ねてみると
所謂 海賊 のような人々が海岸に集まったりしていた
ことがある、ということを教えられた。
また、ある陶芸家の前世を見たときは
彼の着ていた 『シャツ』 に驚かされた。
火の前の作業が多いせいか(夏に撮影されたからか)
涼しげなシャツを着ているのだが、泥(粘土?)を構うのだから
汚れても良いような、フツーのTシャツでよさそうなものなのに
袖口の広がった優雅なデザイン、しかも
白
何日かに渡って撮影しているのに
白ばかり着ているのだーー
私には、???だった。
その人の前世を見てみると、ヨーロッパの聖職者ーー
それも位の高いーーだったのだが
驚いたのは、その時着ていた衣装のデザインに
非常に似ていたことだ。
それは、私にとって衝撃だった・・!
つまり、人が何気なく選んでいる服も
実は、前世の無意識の記憶が選ばせていた
ものだったのかもしれない、と思わせたからだ。
ーー私が、つい先日買ったばかりのあのブラウスも
もしかしたら・・と・・