女教師が教室で教えている。
最初に見えた少女と笑い合っている。
その少女は、メイベリンという名で
ある時、小奇麗な帽子と洋服に身を包み
ちょこんと腰を下げて、誰かに
挨拶している姿が見えた。
女教師の住む家は、平屋のように見えた。
前庭には花壇があるのか、花が一面に咲いている。
家の中に、両親の姿はない。
その代わり、扉を開けて入ってきたのは
同い年位の男性ーー
にこにこ、笑顔を浮かべている。
ーーー見た瞬間、あれ?
と思ったうえに、すぐに判ったことは
この人は、平安時代の前世 で見えた
夫 と同じひと ・・・!
ただしこの前世では、夫ではなく
兄
だった。
ーー過去世で関わりのある人ーー
伴侶だったり、親子だったりーー
は、その関係の形を変えて
何度も関わりを持つーー
という話はやはり本当なのか・・・と思った瞬間だった。
ダニー
と、その男性のことを、私の前世が呼んでいる。
名前は ダニエル だが
そうとは呼ばず、常に ダニー と
呼んでいた。
服装は、シャーロックホームズを連想させる
ようなものだった。
