ローザの時代は中世ヨーロッパが舞台
次に、ほんの少し垣間見た前世は
フランス・・・
私は、小学生の頃からヨーロッパに憧れていた。
行ってみたい国や、好きになる音楽
アイドルも全て西洋のものばかり。
日本をあちこち旅してみたいなど
全く思わないほど、とにかく日本に対して興味（？）がなかった。
だから、ヨーロッパを舞台にした前世を見た時も
やはり・・・！
と、違和感はなかった。
興味の対象や、何故か惹かれる何かは
前世に関わりがあるのだーーー
という通説（？）が、当を得ていると
この時までは思っていた。
だが、ローザの前世も、フランスの前世も
新たな映像が見えなくなりつつあった頃
もう一度心を無にしてＣＤを聴いてみた。
・・・すると、それは唐突に現れたーーー
夜空を背景に浮かび上がる、
漆黒の、巨大な城の影・・・
それは、日本の城だったーーー
上の写真は、会津若松城のものだが、巨大というのは
城の大きさというより、手前にある石垣が
延々と広がっているーーーそれが巨大だった。
まさしく、こんな角度で城が見えた。
この映像が最初だったーーー
日本人だった前世など無かったのではないかと
さえ思っていた私の前に、この後
あまりにも魅惑的な
日本人としての前世がくり広げられたのだーー
そして、興味の無かった日本の世界に
『魅了されて』
しまったのだ・・・
ところで・・・
今まで、前世の記憶を呼び覚ますとか
きっかけさえあれば思い出すなどと書いてきたが
それは、正しい表現ではなかったことを
認めなければならない。
私にとって、前世は自力で思い出せるものではなく
自分の意思とは無関係に、覚えのない映像を
次から次へと
『見せられる』
ものなのだ・・・と。