中世ヨーロッパの前世③ 前世の恋人 | 前世の記憶 ~Past Life Memories~

前世の記憶 ~Past Life Memories~

占い師や精神科医に頼ることなく、自力で前世を蘇らせる方法。

他 映画、音楽、スポーツ関連記事も書いています。

ベッドに横になり、CDをかける。深呼吸を繰り返すうち

心が落ち着いてくる・・・


見えてきた景色は、お城の前の斜面。

小高い丘の上に建っているらしいお城の前面は

一面の緑だ。



                 ≪イメージ≫


その草の上に、私は恋人らしき男の子と並んで座っている。


ハンサムで、笑顔が好くて・・・

ちょうどその頃見ていたフィギュアスケート男子の

ステファン・ランビエール(スイス)に雰囲気が似ている。

前世の記憶


髪型はボブっぽくてランビエールとは違うが、とにかく常に笑顔。

その彼と、楽しく会話しているのだ。


何を話しているのかはわからないが、とにかく目を瞑っていても

自然に笑みが零れてくるほど、楽しいと感じる。

そしてーーーその彼のことが好きで好きでたまらない・・・・


ところがその彼と別れ、石畳の道からゲートをくぐって城に入ると

寒くて冷たくてーーー楽しくてたまらなかった気持が

急激な悲しみへと変化し、涙が溢れてくる。


ーーーそれはやがて号泣へと変わっていったーーー



わずか15分ばかりのCDがほとんど終わろうとしていたにも拘らず

構うことなく、枕に顔を埋めて泣き続けた・・・


やがて涙は止まっても、その彼に逢いたい、逢いたくてたまらない

感情が湧き起こる・・・!


城Pajštún


前世の私に、悲恋のようなものがあったのだろうか・・・・?

その前世の恋人との別れの理由は、時代が時代なので

身分の違いから引き裂かれたーー


悲劇のヒロインのようなストーリーを想像しつつ

あまりに、少女向け恋愛小説そのものなので

「それはあんたの願望だーー!」

と主人が言うのもわからないではない。


ただ、ビロードのスカートの暖かさや

地球儀のような物体を見た時の嫌悪感

そして今回の悲しみなど

これらすべてが、とてもリアルな感情であったり

感触であったりするのは、出所不明の映像を見ること以上に

説明のつかないことだ。


『恋人』の出現によって、新たに加わった謎に

一層好奇心を掻き立てられた私は

後戻りできない迷宮の奥へと、さらに歩を進めていくことになったのだ。