心のケア | ¡Viva ワイン!

¡Viva ワイン!

ワインを飲みながら、気になったことを書いていきたいと思います。

昨日は、私が勝手に名前をつけている月イチボランティアの日でした。


主に中南米から日本に来ているスペイン語を話す人たち(ブラジルはポルトガル語を話すので、ブラジル以外の中南米諸国と思っていただいて結構です)からかかってくる電話を受けているのだけれど、やはり、言葉の通じない外国に来ただけで心細いのに、習慣や食事なんかも自分たちが今まで生活してきたのと異なると、どうしていいか分かんなくなるよね。


1990年に入管法が改正されて、日系中南米人の短期移住が始まってから早20年。3K(既に死語なのかな?)職場や臨時雇用の仕事をして暮らしている方が大多数です。


日系人だから顔はちょっと見日本人、でも3世ともなると日本語を話せないのが普通です。「ガイジン」と言われ(外国人と外人は違います。外国人は外国の人、外人は外の人です。外人は外国人の略語だという方もいらっしゃいますが、足を踏まれた人が痛いと言っているのだから、踏んでいる人はやはり踏んでいる足をどけないといけないですよね。そう思います。)めげていては生活出来ませんから、だんだん何が正しいのか分からなくなってきちゃいます。


スペイン語を話すセラピストを紹介してくれと言われることがあります。実際、彼らが住んでいた国ではセラピスト・心理カウンセラーが身近な存在で、行きつけの美容師のような感覚で話をしに行っていたようです。スペイン語でカウンセラーして下さる方がいらしたら、是非、ご協力していただきたいです。


日本は今でこそ、「心療内科」という看板を掲げている医者も少なくなくなりましたが、まだまだ、ちょっと気楽に…とかかるには腰が重いなというのが本音でしょうね。


近年、何かと話題にものぼっている「うつ病」ですが、日本の年間自殺者3万人超の背後には、自殺未遂者が約30万人、自殺念慮者が約300万人、うつ病・うつ状態が約3,000万人と推測されるそうです。


行きつけの美容院があって、気に入った美容師がいるように、あるいはお気に入りのバーのバーテンダーにカクテルをつくってもらうように、気軽に自分の気持ちを話せるセラピストがいることが心の健康を維持していく上で必要不可欠なんじゃないのかな、と思います。


私がボランティアをしている母体は、来月で創立30周年を迎えます。外国語の部門は17年目になります。最近は誰かの役に立ちたいということでなく、外国語部門を創立して志半ばで天国に召された友の意志を継続させていきたいという、ただその為だけに続けているようになってしまいました。ま、それでもいっかな、と、自分を正統化させております。


タイトルを心のケアに変えました。心の病だと何となく重いかな、と思ったので…