私は親露派ではないし、プーチン大統領を正義と言うつもりはない。
ただ、ウクライナ戦争は欧米が仕掛けた罠だったということは強調したい。
今から十年以上前の話だ。
当時学生だった私は、とある大学教授に師事し、その教授のゼミの中で、欧米とロシアのウクライナの主導権を巡る応酬について深く議論していた。
もう一度書くが、十年以上前だ。誰もウクライナで国家間の戦争が起きるなど想像もしていなかった頃だ。
例外的に馬渕睦夫氏のみがウクライナ戦争を誰よりも先に予見されていたが、その話はまた違う機会に譲ろう。
ある分野において専門家でもあるその教授から、化学の専門家でしか知り得ない情報を教えていただいた。
2004年のオレンジ革命は、西側が用意した高濃度のダイオキシンを用いたユーシェンコの自作自演である事実を知った。
私はそのエビデンスを持たないが、その教授はエビデンスを開示している。
西側がロシア以上に汚い手を使ってウクライナを間接侵略してきた事実は否定しようがない。
そうしてウクライナを巡る現代史や国際政治を議論していた矢先の2014年、例のマイダン革命が起きた。
革命と言えば聞こえはいいが、実際には西側が仕掛けたクーデターだった。
そのクーデターの中心人物こそが、当時米国の国務次官補だったヴィクトリア・ヌーランドという女でネオコンだ。
そしてその背後で指揮と援助をしていた黒幕はジョージ・ソロス、世界的な資本家で大富豪だ。
この2名に共通する事は、アシュケナージでグローバリストであること。アシュケナージとは東欧系ユダヤ人で、ハザール王国が起源とされている説がある。
ネオコンとはネオコンサバティズムの略で、日本語では新保守主義と訳される。
保守が付くと聞こえはいいが、実態は自由と民主主義の名の下に、意にそぐわない国家を武力を用いて徹底的に破壊した後に傀儡政権を打ち立て、グローバル資本主義に組み込むという一連の所業を担う実働部隊だ。トロツキズムに起源を持つ。ちなみにネオコンの構成員はほぼユダヤ人だ。
ネオコンによって破壊された国は数え切れないが、最も有名な例がイラクだ。
そして当時イラク戦争を支持していた日本の保守層もまたネオコン分子である。代表的な言論人は櫻井よしこだろう。
櫻井よしこ筆頭に親米保守は国際情勢に疎い無垢なる日本人を取り込むのが巧みだ。マルキストがマルクスを卒業できないのと同様に、一度親米保守に取り込まれると脱却するのは難しい。
ネオコンと共産主義は一見相反するイデオロギーを持ちながら目的は共通している。世界を統一支配することだ。ネオコンが強硬派なら共産主義は穏健派である。両者は目指すところは同じだが、手段が違うだけのこと。加えて世界を相反するイデオロギーの対置で分断し、団結を妨げ撹乱する。これはユダヤ特有の手口で両建て主義と言う。
ここらへんの解説は林千勝氏が最もお詳しいだろう。
結局のところウクライナ戦争をまとめると、西側支配層によるロシア潰しの一言に尽きる。
ソ連崩壊後のロシアを実質支配していたユダヤ系新興財閥オリガルヒを掌握し、その中心人物達を追放・シベリア送りにしてロシアからユダヤ利権を一掃したプーチン大統領を、国際的なユダヤ勢力は心の底から憎んでいる。
おまけにオバマ政権下で行われた米国に従わない中東諸国の粛清(アラブの春)において、最後の仕上げとなるはずだったシリアの粛清を阻止したのがプーチンのロシアだった。
これについてもさぞ恨んでいるのだろう。
私はこの世界でユダヤ人以上に憎しみの強い民族を他に知らない。
絶対に同化しない頑固さと、非ユダヤ人を見下す高慢さを持ち、強烈な被害意識から生じる憎しみと報復心を原動力としている。
現在のイスラエルを観察すれば一目瞭然だ。
第一次世界大戦から現在に至るまで、何ならイエス・キリストが生誕して今日に至るまで、ここまで人間とは思えない所業を平然とやってのけてきた彼らに、果たして救いはあるのだろうか。
ゼミでウクライナに関する議論をしていた教授はある日こう言った。
「このままいけば彼らはまた迫害されますよ」
当時の私にはその意味がわからなかったが、ここ数年でようやく理解した。
現代の学問の世界では、実はユダヤ人に関する議論は禁忌とされている。
学者も彼らについて知っていても「ユダヤ」とは言わないし、口にしない。
だが国際政治を学び、研究する上でユダヤは決して避けて通れない。
ウクライナ戦争は特に彼らが中心となっているから、ユダヤ勢力を知らなければこの戦争を理解することは到底できない。