長年服用してきた薬を断つ為に減薬を開始して約半年が経ち、今はほとんど飲んでいない状態まで来た。予定より二カ月長引いたが、今月中に断薬を成功できそうだ。慎重に漸減してきたおかげで離脱症状は睡眠が浅い以外に殆ど無い。
ただ、仕事や修行と並行しての漸減は精神力を著しく消耗した。気力が尽き果てそうだ。
約20年ぶりに薬を飲まずに眠る生活を送れているというのに、嬉しさはあまり感じられない。むしろ、薬を経つのにあまりにも多くの年月と労力を費やしてきた事に対する、数え切れない程の時間と機会を失った虚しさ、そしてやり場の無い憤り。
貴重な10代と20代の期間を私は絶え間なくこの麻薬に縛り付けられ、断ち切ろうとあがいてきた。
医者の誤診と無知によって始まったベンゾジアゼピン系薬剤の依存症。断薬に成功してこれから健康を取り戻せたとしても、人生の半分を破壊された気がする。
人知れず壮絶な苦痛に耐えて努力して乗り越えた先に、果たしてそれに見合う未来はあるのか。
ここのところいつも頭に浮かべる自分の姿は、戦いに飛び込んで潔く死ぬ姿だ。
大義もなく醜く生き長らえる未来が何より怖い。
戦いに、人生のあらゆる戦いに終止符を打ちたい。さもなければ私の魂は永久的に安らぐことはないだろう。