アレルギーサインプロジェクトでは、食物アレルギー児をもつ親御さん以外のお母さんたちを対象に、意見交換や勉強を行なう座談会を企画しています。というのも、当活動は医療関連の知識向上や情報交換をメインにしたものではなく、広く一般に食物アレルギーの知識を知ってもらうための啓蒙活動を目的としているからです。今回、そんな趣旨のもと、食物アレルギーではない乳幼児や園児をもつおかあさん達に集まっていただき、私たちの活動内容について意見をいただきながら、同時に食物アレルギー児やその親御さんとのコミュニケーションの取り方についても、ざっくばらんに伺いました。
座談会をはじめる前にアンケートを書いていただきました。この集計は後日まとめて掲載しますが、その中の内容をピックアップして紹介します。
食物アレルギーを知ったきっかけは?という問いに
「知人友人に食物アレルギーの子供がいた」
という声が多く、以外とマスコミ報道等で知ったという方はいませんでした。
逆に、それだけ身近だということかもしれません。食物アレルギーのことを全く知らないという親御さんはいませんでしたが、漠然とした知識を持ちながら何となく理解しているという方が多く、様々な疑問があることをアンケートから知りました。
たとえば、
「どんな症状になるのか?」
「何を食べるとなるのか?」
「食べてしまったら、どう対応すればいいのか?」
疑問だらけになるのも当然ですが、そんな疑問に答えていくのが、日常生活では、身近な存在であるアレルギー児をもつ親御さんになるわけです。
ただ、そんな時にコミュニケーションがうまくとれなかったり、話のきっかけがつくりづらかったりと、患者さんの声(以前、多く耳にした)を重ね合わせると、問題なく会話が成立するとは限りません。
「具体的に聞いていいのか迷う」
という意見もあり、遠慮があることもアンケートからわかりました。
サインプレートは事故防止だけではなく、そのようなシーンにおけるきっかけづくりにも有効なツールだとアレルギ-児の親御さんから意見をいただいていたので、そのことを出席された方に話したら皆さん同じ意見が返ってきました。
そのサインプレート自体については、事故防止に役立つし必要という声の中で、
「とにかく大きい方がいい」
「×がやっぱりわかりやすい」
「字が読めない子供のためにイラストの上に×でもいいのでは」など。
また、アレルギーマークについては、
「マタニティーマークのように、知られてくれば、自然とわかる」
という意見が大多数でした。しかし、現段階ではまだ認知度がないので、今後の展開としては、×印との併用をしながら少しずつ浸透していくようにアプローチしたいと考えています。
当初、私たちも不安材料(現在は違いますが)にしていたサインプレートをつける事によって差別や偏見が生まれるのではという事については、参加者全員の方が
「サインプレートをつけていても差別になんてならない」
ときっぱり。
「小さい時からつける事が大事だと思う。小さい時から見ていれば(患者もそうでない人も)小学生とかになっても普通に受け入れられていくと思う」
「最初は分からなくても知ればみんなで気をつけようという風になっていくのでは」
「妊婦の時などにある程度知っておきたい内容」
「教えてくれたり自分たちが知っておけば、特別だとは思わないし、みんなで気をつけていけば一緒に遊べるし預かることに抵抗はない」
と様々な意見をいただきました。
小学生になると、例えばアレルギーの事をまったく知らない子供からいじめを受ける不安があるという患者さんからの意見もいただいていたので、サインプレートは乳幼児や園児を主たる対象にして、小学生以上には携帯用の情報カードとして別の伝達手段を検討していますが、サインプレートが普及して当たり前になってしまえば、患者さんのそのような不安( 小学校での )も解消されるのではと思っています・・・まだまだこれからです、そのへんをクリアするには。
以前、実施した「食物アレルギー児を持つ親御さんへのアンケート」 で、誤食、誤飲の起こりやすい環境の2番目にあげられた「友人宅」、すなわち預けた時の事についても意見をいただきました。
今回、預かる立場の人たちはどんな考え方なのかアンケートの質問の回答として、
「知っていれば大丈夫」
「それを聞いたからと言って遊びたくないとは思わない」
「どんな症状になるのか、症状が出てしまったらどうすれば良いのか知っておきたい」
「お菓子を食べることを前提に持参してくれると助かる」
「わかっていても大勢だとつい・・・という事があるので本人(胸・背中)にサインプレートを付けていてほしい」
更に、
「何なら大丈夫なのか具体的に商品名など教えてほしい。同じ製造場所で・・・などとあると、それはどうなのか判断できないから」
などといった具体的な意見も。
また、預かる時に伝えてほしいことは?という問いに、
「お菓子の表示についてあまり分からないので教えてほしい」
「少しくらいは食べられる場合でも、心配なのでアレルゲンをサインプレートに表示してほしい」
「親しくなればどの程度大丈夫なのかも知っておきたい」
と、多くの事をできるだけ詳しく伝えてもらう事で不安も解消されて子供を預かりやすいという意見が殆どでした。
詳しく説明を受ける事にストレスを感じる親御さんがいなかったことは、とても喜ばしいことですが、一方で、全く根本的な知識もなくて突然そのような状況に遭遇した人は困惑してしまうことがあるのかもしれません。そんな事を考えると、やはり「知っておく」ということが大切な事なんだなと思います・・子供も大人もです。
今回に続き、またこのような座談会を繰り返しながら、啓蒙活動をしていく上でのヒントを見い出せたらと思っています。今回、協力していただいた親御さんにこの場をおかりしてお礼させていただきます。ありがとうございました。
約2時間ぐらいでしたが、あっという間に時間が・・・。患者さんとは別の視点で考えを聞く事ができ、有意義な座談会でした。
座談会をはじめる前にアンケートを書いていただきました。この集計は後日まとめて掲載しますが、その中の内容をピックアップして紹介します。
食物アレルギーを知ったきっかけは?という問いに
「知人友人に食物アレルギーの子供がいた」
という声が多く、以外とマスコミ報道等で知ったという方はいませんでした。
逆に、それだけ身近だということかもしれません。食物アレルギーのことを全く知らないという親御さんはいませんでしたが、漠然とした知識を持ちながら何となく理解しているという方が多く、様々な疑問があることをアンケートから知りました。
たとえば、
「どんな症状になるのか?」
「何を食べるとなるのか?」
「食べてしまったら、どう対応すればいいのか?」
疑問だらけになるのも当然ですが、そんな疑問に答えていくのが、日常生活では、身近な存在であるアレルギー児をもつ親御さんになるわけです。
ただ、そんな時にコミュニケーションがうまくとれなかったり、話のきっかけがつくりづらかったりと、患者さんの声(以前、多く耳にした)を重ね合わせると、問題なく会話が成立するとは限りません。
「具体的に聞いていいのか迷う」
という意見もあり、遠慮があることもアンケートからわかりました。
サインプレートは事故防止だけではなく、そのようなシーンにおけるきっかけづくりにも有効なツールだとアレルギ-児の親御さんから意見をいただいていたので、そのことを出席された方に話したら皆さん同じ意見が返ってきました。
そのサインプレート自体については、事故防止に役立つし必要という声の中で、
「とにかく大きい方がいい」
「×がやっぱりわかりやすい」
「字が読めない子供のためにイラストの上に×でもいいのでは」など。
また、アレルギーマークについては、
「マタニティーマークのように、知られてくれば、自然とわかる」
という意見が大多数でした。しかし、現段階ではまだ認知度がないので、今後の展開としては、×印との併用をしながら少しずつ浸透していくようにアプローチしたいと考えています。
当初、私たちも不安材料(現在は違いますが)にしていたサインプレートをつける事によって差別や偏見が生まれるのではという事については、参加者全員の方が
「サインプレートをつけていても差別になんてならない」
ときっぱり。
「小さい時からつける事が大事だと思う。小さい時から見ていれば(患者もそうでない人も)小学生とかになっても普通に受け入れられていくと思う」
「最初は分からなくても知ればみんなで気をつけようという風になっていくのでは」
「妊婦の時などにある程度知っておきたい内容」
「教えてくれたり自分たちが知っておけば、特別だとは思わないし、みんなで気をつけていけば一緒に遊べるし預かることに抵抗はない」
と様々な意見をいただきました。
小学生になると、例えばアレルギーの事をまったく知らない子供からいじめを受ける不安があるという患者さんからの意見もいただいていたので、サインプレートは乳幼児や園児を主たる対象にして、小学生以上には携帯用の情報カードとして別の伝達手段を検討していますが、サインプレートが普及して当たり前になってしまえば、患者さんのそのような不安( 小学校での )も解消されるのではと思っています・・・まだまだこれからです、そのへんをクリアするには。
以前、実施した「食物アレルギー児を持つ親御さんへのアンケート」 で、誤食、誤飲の起こりやすい環境の2番目にあげられた「友人宅」、すなわち預けた時の事についても意見をいただきました。
今回、預かる立場の人たちはどんな考え方なのかアンケートの質問の回答として、
「知っていれば大丈夫」
「それを聞いたからと言って遊びたくないとは思わない」
「どんな症状になるのか、症状が出てしまったらどうすれば良いのか知っておきたい」
「お菓子を食べることを前提に持参してくれると助かる」
「わかっていても大勢だとつい・・・という事があるので本人(胸・背中)にサインプレートを付けていてほしい」
更に、
「何なら大丈夫なのか具体的に商品名など教えてほしい。同じ製造場所で・・・などとあると、それはどうなのか判断できないから」
などといった具体的な意見も。
また、預かる時に伝えてほしいことは?という問いに、
「お菓子の表示についてあまり分からないので教えてほしい」
「少しくらいは食べられる場合でも、心配なのでアレルゲンをサインプレートに表示してほしい」
「親しくなればどの程度大丈夫なのかも知っておきたい」
と、多くの事をできるだけ詳しく伝えてもらう事で不安も解消されて子供を預かりやすいという意見が殆どでした。
詳しく説明を受ける事にストレスを感じる親御さんがいなかったことは、とても喜ばしいことですが、一方で、全く根本的な知識もなくて突然そのような状況に遭遇した人は困惑してしまうことがあるのかもしれません。そんな事を考えると、やはり「知っておく」ということが大切な事なんだなと思います・・子供も大人もです。
今回に続き、またこのような座談会を繰り返しながら、啓蒙活動をしていく上でのヒントを見い出せたらと思っています。今回、協力していただいた親御さんにこの場をおかりしてお礼させていただきます。ありがとうございました。
約2時間ぐらいでしたが、あっという間に時間が・・・。患者さんとは別の視点で考えを聞く事ができ、有意義な座談会でした。