今回も読んでいただき、ありがとうございます。


前回は、単身赴任中にALSを発症し、急きょ自宅に帰るまでのお話でした。

会社には休職届を提出し、社宅もきれいに返してきました。
これで臨戦態勢はバッチリ!

しかし、、、

ここで新たな問題が。。。

病院が遠いっっ!

赴任先にある大学病院で診てもらっていたので、
「これからはそこまで通うのか…!?」
って話です。

通えない距離ではないんですが、
妻にカラダの動かない僕を車に乗り降りさせて、長い時間運転してもらうのはさすがに。。。

妻への負担を考えると、
「こりゃ、なんとかしないと…」
と思ってました。

すると、、、

「セカンドオピニオンを考えてみませんか?」

逆に主治医の方から提案がありました。

「お願いします。」

自分でもいろいろ調べて、診てもらいたい病院の候補は決めていたので、即決でした。
(その場で紹介状を書いていただき、本当にお世話になりました。)


家から車で20分、、、

『難病支援』に実績も信頼も高い評価を得ている、大きな病院です。
(実際に間違いありませんでした。)

初診ですぐに、

「まずは入院しましょう」

正直、不安100%の全然気乗りしない入院でしたね。。。

ところが、、、

この入院期間が、

僕がALSを詳しく知るための、
僕のことを病院スタッフのみなさんに知ってもらうための、

僕にとっては、ものすごく意味のある「前向き」な1ヶ月でした。
(もちろん、不安なことはまだありますが…)

とくに、『心理士』さんとお話の時間は大好きでしたね。

僕が思っていることを「ウン、ウン」とうなずいて聞いてくださり、
寄り添ってくれている感じが、たまらなく嬉しかったです。

なによりも、、、

入院中、『ソーシャルワーカー』さんのご尽力で、
これからの僕の生活を支えてくださる方々と、つながることができました。
(これは本当に感謝です。)

心から信頼できる、在宅医療や在宅介護のプロフェッショナルの方々…

僕が今、安心・安全に「のほほ~ん」としていられるのも、間違いなくみなさんのおかげです!
(お世話になっている方々のことは、いつかお話できたら、と思います。)


あくまでも、個人的な見解というか、僕の場合ですが、、、

『セカンドオピニオン』がきっかけで、

ALSのことを正しく知ることができて、
ALSと向き合う準備がしっかりできて、
少し冷静になれたような気がしました。。。



僕の、大きな『転機』となったときのお話でした。
(かなりザックリですが…)

今回もお付き合いいただき、ありがとうございました。