★絶景の北アルプス穂高連峰を走破す!!

峻険!!涸沢岳~北穂高岳の難関ルートのダイナミックな迫力に感動す!!


★ルート紹介 日程1泊2日(北穂高小屋泊)
上高地~前穂高岳~奥穂高岳~涸沢岳~北穂高岳~涸沢~横尾~上高地
ヤッホー!! 山岳ファンの皆様、こんにちは アルプス・ハリーです。
お待ちかねアルプス登山のリアルタイム報告でーす!!

梅雨明け快晴正に夏真っ盛りの8/8~8/9の2日間を利用して北アルプス穂高連峰を単独にて縦走しその素晴らしい絶景を堪能してきました。
8/7日曜日の昼過ぎ、登山の身支度を整え、一路長野県安曇野の沢渡駐車場を目指しました。午後9時過ぎに到着、沢渡には温泉旅館も多数あり、北アルプス上高地方面に入るにはマイカー規制によりここで宿泊するか車中泊してから乗り合いタクシーやバスで入る事になります。

今回ハリーは単独なので節約の為、車中泊した訳ですが、慣れない車の中で体を横にするのは狭すぎて熟睡できず、興奮して2~3時間程度しか眠れませんでした。


午前4時30分、身支度を済ませパンとコーヒーで眠い目をこすりつつ脳細胞を活性化させてから慌ただしく乗り合いタクシーにて移動、約30分程で上高地バスターミナルに到着、トイレとストレッチ体操準備良し!!さあ!!憧れの穂高連峰を目指そう!!



午前5時20分、上高地をスタート、梓川の川辺を進み河童橋でお馴染みハリーポーズでワンショット!!早朝の清らかな梓川に靄がかかり、後ろを振り返れば焼岳の赤茶けた独特の円錐ドーム山容が!!反対に前方には穂高連峰の残雪とその鋭い峻険且つ美しい山岳が素晴らしい。これぞ!まさしく北アルプス展望の醍醐味ですね!!

河童橋を渡り、明神池散策ルートを左に折れ、しばし進むと岳沢登山口がありました。岳沢登山口からは途中に岳沢ヒュッテを経由して左に進むと、西穂高岳から続く間ノ岳稜線方面に至り、右手に上ると地獄の急登・重太郎新道が待ち受けています。

今回は、穂高連峰縦走計画の為、この重太郎新道に挑みます。最初は清らかな明神池から流れる清流を渡って樹林帯と高山植物の咲き誇る奥深いルートから進みました。当初の計画ではトレランスタイルでやろうかと思っていましたが、左足踵の靴ズレが完治していないので無理はせず登山スタイルに徹しました。と言っても穂高連峰縦走コースはトレイルランはまず出来ません!!


上るにつれて比例したように勾配もきつくなり、ジャケットを脱いでゆっくりと進みました。このコースは上りより下りで使用する場合が多いですが、敢えて苦しい上りコースに選んだのは、横尾ルートは銀座コースなのでハイカーが多すぎ、緩やかな上りなので展望の変化と面白味に欠け、スリルと迫力感を求めるとこの重太郎新道コースの方が断然楽しいと思います!!




午前7時10分、岳沢ヒュッテ着、ここでトイレと展望を眺めました。デッキからは麓・上高地方面と、これから進む前穂高岳、左手には西穂高連峰がそそり立っています。





しばし休憩後、いよいよ核心の重太郎さんが作った山岳ルートに入ります。傾斜も徐々にきつくなり、森林限界付近になるにつれて更に険しさが増します。長い鉄のハシゴを数か所踏破して、一休み、お疲れ様です!!すれ違う人に明るく挨拶!! 時々展望の良い場所でデジカメ撮影を頼みました。重太郎新道を登るハイカーは皆、技術体力自慢の健脚者が多く、単独ハイカーが目立ちます。
単独で山岳に挑む事は、ある意味、あるゆる悪条件に適応できる山岳技術が必要であることは言うまでもなく、危険を回避する為の状況判断能力、個人の生命は自分で守る覚悟と全てにおいて自己責任であり大きなリスクを伴います。





森林限界を過ぎるとやがてガレ場やクサリ場ルートに変化します。この付近からの眺めは格別で、背後の焼岳や上高地界隈と大正池が見て取れます。西穂高独標の稜線とそれから続くジャンダルムへの険しい断崖も素晴らしい!!
しかし真夏の日差しと猛暑にかなりの体力消耗で疲労感も激しい!!ドリンク補給と携帯食のチョコバーを取り出しました。暑くてこりゃ!!たまらんらん!!




午前9時15分、紀美子平に到着、ここでザックを降ろしピストンにて空身になり、岩峰の険しい前穂高岳山頂を目指します。ここからは人気コースでもありハイカーも混雑して、周囲に落石の危険が伴うので慎重に注意してアタックしました。


当然、標準タイムで進みたいのですが、渋滞箇所では停滞しややスローペースとなりました。9時45分、最初の目的地・前穂高岳に到達、周囲360度の大パノラマは言うまでもなく素晴らしすぎます。



晴れたブルースカイの中にほとんど全てのアルプスが望めます。これから進む奥穂高、涸沢岳、北穂高岳はもとより、南岳の奥に槍ヶ岳がそそり立っています。右にずらすと、大天井岳から常念岳・蝶ヶ岳などの山々が鮮やかに確認できました。


山頂部は、カメラ撮りで大混雑、順番待ちでした。しばしの展望を満喫して下山、下りも停滞気味でかなりの時間ロス。一息入れて、次の奥穂高を目指そう!!




此処からは周囲の絶景を楽しめながら楽しい展望コースとなってガレ場やクサリ場ルートが随所に見られます。外人さんも人気の山岳なので多く見受けられました。岩場の陰にひっそりとたたずむ愛らしい高山植物もアルプス展望にベストマッチしていますね。

幾つかのクサリ場ルートと小ピークをトラバースして進むと、午前11時35分、日本第三の高峰・奥穂高岳(3190m)に到着、狭い山頂部は若い山ガールや年配のおッサン達で凄い賑わいです。お互いに絶景写真の撮り合いで楽しいムード満点でした。






しばしの休憩後、次の目的地・穂高岳山荘を目指し下山、ここからの下りコースも急坂な危険個所が多く、油断するとあの世行きです。数日前に個々の鉄梯子あたりで亡くなっており、冥福を祈りつつ、慎重に下りました。




午後12時25分、穂高岳山荘に到達、赤い屋根に布団が沢山干してありました。さすがに猛暑と険しいルート走破でかなりバテバテ、体力消耗も激しい!!
しばし休息していると、同じルートで数回すれ違って挨拶した高橋さんと合流、ここでゆっくりお互いの自己紹介後、山荘内でカレーライスを食べながら意気投合し、ハリーの強引な誘いで一緒に北穂高岳の難所越えを進む事になりました。


高橋さんは千葉県から単独で来られた50代のアルピニストであり、趣味は登山とボクシングで鍛えているそうです。午後1時、山荘を後に北穂高岳へ向けてスタートしました。


まずは、最初の難関・涸沢岳への急坂をゆっくりと進みました。山荘がだんだん小さくなり、さっき踏破したばかりの奥穂高岳と前穂高岳の稜線が美しく延びています。

午後1時20分、涸沢岳到達、直ぐにここからの魔の下るルートに移ります。ここからは手に汗握る手強く危険なルートが立ちはだかっています。従って登山経験の浅い初心者は、単独では無理だと思います。見方によっては、大キレットよりきついコースです。








とにかく、勾配がきつく、場合によってはほとんど垂直なクサリ場や鉄梯子と剣岳と同等の難易度であるカニの横這いコースと急激なアップダウンが待っています。以前、ミータを伴いこのコースを挑みましたが、改めてこのルートを体験しその険しさ困難さを痛感しました。



オーバーハング的なクサリ場コースは、下山時は、足の踏み場が見えない為、慎重なルートの見極めと足の運びが大切です。体力と緊張も強いられますからそれなりに技術も要求されますね!!

数回の断崖降下の最中、猛暑と脱水でさすがの高橋さんも両足の太ももが筋肉疲労により、けいれん症状が発生、数回マッサージしながらかなりのペースダウンとなりましたが、彼のガッツと明るさで励ましながら登山を続行!!

ハリーも無事に北穂高岳まで高橋さんを誘導させなくてはならない責任と重圧もあり、必死で足の位置を指図しつつ、無理はせずドリンクと非常食を補充しながらゆっくりと進みました。

こんな時、動けなくなったら救助ヘリを呼ぶ訳ですが、それだけは避けたい!!高橋さんも太もものつりが痛そうでしたが、明るい笑顔で症状が落ち着いては進み、休んだりの悪戦苦闘しつつ、その素晴らしい展望を楽しみました。

このルートは両側断崖のやせ尾根が続き、一歩踏み外したら即あの世行きです。北穂高岳本峰がだんだん目前に迫ってくるにつれて高橋さんも元気を取り戻し、勇気と笑顔で頑張っています。

迫力とスリル満点な爽快感にハリーは浸りながら、慎重に登山ルートを選んでは、ハリーの背を追う高橋さんを誘導リードしました。数人のハイカーとすれ違い、お互いにお疲れ様と挨拶、どっちに進むにしても大変なルートです。

危険ルートを進むときは、体調面と気候状況にも左右されます。ハリーも高橋さんも万全な体調ではなくやや寝不足でした。天候は申し分ない位好天ですが、猛烈な日差しは答えましたね!!全身勿論びしょ濡れです。



幾つかのピーク越えと難所を通過し、午後3時50分、最終目的地、北穂高岳(3106m)に無事に二人共到達し、健闘を讃え合いました。高橋さんにとっては初めての難関ルート越えでの憧れの北穂高岳制覇に感動と興奮のるつぼです。高橋さん、無事登頂おめでとうございます!!


山頂にて記念写真撮影後、裏側の北穂高小屋にて受付(一泊二食9300円)を済ませ、詰所部屋に移動、着替えてからデッキで高橋さんからの差し入れで生ビールに舌鼓!!飲みないハリーでしたが、この時は感無量で楽しく余韻にふけりました。カンパーイ!! お疲れ様!!

デッキで写真を撮っていたら、テント泊で来られたアメリカ人のトーマスさんとイギリス人のマットさんが横のテーブルにいてお互いに自己紹介と思い出話に花を咲かせました。彼らは年に一度、一緒に北アルプス登山を楽しんでいるそうです。マットさんによればイギリスには高い山は標高700mほどしかないそうで、日本アルプスは憧れの山岳ですと言っていました。

午後6時、夕食タイムでもお互いの冒険ルートの話で持ちきりでした。今日のルートは、総トータル10時間30分を費やし、体力的にもきついコースでしたが、それなりに充実した満足のいく絶景探訪でした。午後9時消灯お休みなさい!!

8/9第2日目、早朝4時過ぎに起床、慌ただしく着替えを済ませ、午前5時10分デッキで高橋さんと合流、ハリーの当初の予定では、この日の計画は大キレットから南岳に上り、天狗原コースより横尾に戻る計画でしたが、昨夜から軽い高山病の様な体調で頭痛があり、やや踵の靴ズレが痛んでいたこともあって、無理はせず、涸沢経由して上高地まで高橋さんと同行する事にしました。



午前5時10分、北穂高小屋を後に涸沢への南陵コースを下りました。ここもかなりの勾配でガレ場クサリ場が続く難所が随所に見られます。標準タイムは、上り3時間、下り1時間35分となっていますが、恐らく登りは4時間を見込んだ方が望ましく思います。








途中のお花畑付近は、高山植物が華麗に咲き誇っていました。徐々に涸沢カールの雪渓やキャンプ場のテントが鮮やかに目に飛び込んできます。昨日走破してきた前穂高岳周囲の岩壁も迫力満点でした。



午前7時10分、涸沢小屋に到着、ここで小休止、昨日と同じルートですれ違った大阪から来られたアルピニストの方と合流、彼も体力と技術は高くハリー達より速いスピードで着いたようです。冷たいソフトクリームがチョー美味い!! しばしの団欒後、小屋を後に横尾方面に下山しました。



此処から先はメジャールートの人気コースであり、テント泊や山小屋泊の思い思いのスタイルで楽しい登山基地も多くあり、まさに表銀座・裏銀座コースの終着的憧れの聖地です。すれ違うハイカーも限りなく、家族連れ、カップル、山ガール組、学生サークル組、背の高い外人さんら大変な行列ですね!!



途中の渓流脇を進むと右手にロッククライミングの岩峰屏風岩が見えてきました。今日はロックに取り付いているクライマーはいません。



順調に下り、午前9時25分、横尾登山基地に到達、梓川にかかる横尾大橋を渡ると賑やかな山荘や休憩所トイレがあって大変な賑わいです。日差しも強烈でした。高橋さんも元気な明るい活力で溢れていました。ハリーも一層日焼けが進行し真っ黒けです。冷たいジュースでカンパーイ!!



休憩後、上高地を目指して最後のひと踏ん張り!!梓川沿いのハイキングコースは整備され、絶えず右目に穂高連峰の美しく雄大な山々を望めます。それにしても欧米系の外人さんは背が高いですね。おまけに小顔で美人な女性ハイカーが一杯でした( ´艸`)



徳沢を過ぎて、明神に到達、此処も売店が大繁盛、アイスコーヒーでゆっくりとストレッチ、胃腸を整えました。明神岳が右手に麓に明神池があります。2日目は無理なコースは無く安心して戻れるコースですが、昨日のオーバーワークで両足もパンパンです。







河童橋付近でも多くの観光客とハイカー達で大変な賑わいです。記念写真に河童橋は持って来いですね!!周囲には多くの観光ホテルや旅館があります。

午後1時10分、2日間に渡る北アルプス穂高岳縦走を果たし上高地バスターミナルに無事帰着出来ました。北穂高岳より約8時間でした。沢渡温泉行のバスにゆられて上高地を後にしました。楽しく手強い迫力と感動の北アルプス登山を満喫出来ました!!

※お知らせ 上高地イベントのご案内
8/11 第1回「山の日」記念全国大会「上高地」が行われます。
山をテーマにした国際シンポジウムや音楽、映像、研究成果、取り組みなどについて上高地を舞台に世界に呼びかけます。
各国な著名人や皇太子殿下ファミリーも御来訪される予定です。