2023年12月23日(土曜日)
友人たち3名で、博多駅そばのビジネスホテル R&Bホテル博多駅前第一を出発 「九州鉄道発祥の地」である出来町公園に立ち寄りました。
明治二十一年(1888年)に九州鉄道株式会社が設立され、同時に博多駅が開業、翌年から博多~久留米の間を列車が走り始めました。
当時の博多駅は現在の場所ではなく、出来町公園の一角にあったため、この場に「九州鉄道発祥の地」碑が建てられました。
C61-18号機の動輪
博多 9:07発 → 福岡市交通局・JR九州 筑肥線直通 普通767C → 筑前前原 9:48 福岡市交通局 1000N系
博多駅で、福岡市営地下鉄とJR九州の境界駅 姪浜までの乗車券を買い電車に乗車しました。
私は50年以上前の1960年代後半、福岡の西鉄電車沿線で小学生時代を過ごしています、
そのむかし、筑肥線は博多駅から国鉄線として運行されていました。
西鉄の平尾駅で筑肥線と立体交差、筑肥線と筑前高宮駅と乗り継ぎができました。
走る列車はディーゼルカー、朝夕の客車列車は蒸気機関車C11がけん引していました。
当時としても珍しくはなっていた蒸気機関車が博多駅に現れたのに驚いた記憶があります。
1983年、福岡市営地下鉄の開業に伴い国鉄筑肥線は、姪浜ー唐津間が直流電化され相互乗り入れ運転が始まりました。
博多―姪浜間は廃止されました。
筑前前原(ちくぜんまえばる)駅で下車、改札口で地下鉄の乗車券を提示し、青春18きっぷに使用開始のスタンプを押してもらいます。
北九州地域では、「原」を 「はる」「ばる」と読む地名が多いです。
筑前前原 10:19発 → 筑肥線(普通393C) → 唐津 11:00 103系電車1500番台
1982年 国鉄は福岡市営地下鉄との相互直通乗り入れに際し、103系1500番台電車を投入しました。
乗り入れ先の福岡市交通局1000系電車が、当時としては最新の技術を投入していたのに対し、国鉄は、東京圏・大阪圏に大量に投入され、実績を持っていた103系電車を投入しました。
但しその車体デザインは、103系のスタイルではなく全面は、119系電車に準じたスタイル、側面は201系電車に準じたスタイルとしました。
その103系も、303系、305系電車の投入に伴い、福岡市営地下鉄には乗り入れず、筑前前原以西、筑肥線の電化区間西唐津までに運用されるようになりました。
この103系電車も、この路線での登場から40年以上経過しいつまで残るかわからなくなってきました。
福吉駅ですれ違った電車は、デビュー当時の復刻塗装のものでした。
玄界灘に沿って走って行きます。 50年以上前、ディーゼルカーに揺られて乗車した記憶があります。
松浦川を渡ります。 唐津城が見えます。
唐津に到着 乗ってきた電車を反対側から撮影しました。折り返しの筑前前原行きになっていました。
案内表示板に、おや?と感じる列車が表示されていました。
普通11;22発 筑前深江行き 1両編成
何がやって来るかとホームで待機。
団体 と掲示したキハ140がやってきました。
鉄道愛好家による貸切団体臨時列車として、直方→原田→鳥栖→西唐津→筑前深江→唐津→伊万里→唐津→鳥栖→博多→直方と運行された列車のようです。
一般客が乗れない列車なのに、案内表示を出すのはなぜでしょうか。
唐津 11:22発 → 普通(339C) → 西唐津 11:25着 103系電車1500番台
3分の乗車で西唐津に到着
西唐津 11:35発 → 唐津線 普通(5832D) → 佐賀 12:58着 キハ40
国鉄型の車内はなんとなく落ち着きを感じます。
しばらく並行して走る筑肥線から離れていく場所で、103系1500番台登場時復刻塗装編成に出会えました。
大正15年に建設されたレンガ造りの給水塔が残っています。
背振山 佐賀県と福岡県の県境、山の向こうは福岡市です。
佐賀に近づくにつれ列車が混雑してきました。 撮影をあきらめました。
まだ昼食をとっていません。
20分ほどの間に急いで、駅構内のドトールコーヒーショップでミラノサンドを食べました。
佐賀 13:20発 → 普通(2849M) → 江北 13:38着 817系電車
江北は西九州新幹線開業までは肥前山口と呼ばれていました。
町名に合わせて駅名が変更されました。
地味な印象の佐賀ですが、県庁所在地からの電車はそこそこ乗客がいます。
江北 13:49発 → 普通(6939D) → 武雄温泉 14:06着 YC-1系気動車
2018年登場、ディーゼルエンジンで三相交流を発電し、走行する電気式のディーゼルカーです。
屋根上に蓄電池を搭載し、駅の発車時は蓄電池からの電力で、時速30キロを超えたあたりからエンジンを起動させ走行します。
走行システムは「電車」の仕組みであり、液体式気動車に付随する変速機や推進軸がなくメンテナンスのしやすさを追求しようとするものです。
武雄温泉に着きました。
武雄温泉駅 外観
武雄温泉 14:57発 → 西九州新幹線 かもめ33号 → 長崎 15:24着 N700S系 8000番台 電車
青春18きっぷでは新幹線には乗れないので、この区間は切符を購入しました。
乗車券1310円*特急券1760円=3070円
博多からの リレーかもめ33号(787系電車)が到着しました。
同一ホームで乗り換え、接続時間は3分です。
ガラガラでした。
武雄温泉ー長崎間は約66キロ。このうち約6割がトンネルで、車窓の風景を楽しめる時間は長くはありません。
ただ、トンネルを抜けて茶畑や大村湾が広がる瞬間などもあります。
長崎駅に到着しました。
長崎 15:40発 → 普通(2148D) → 肥前浜 17:14着 キハ47気動車
長崎をわずか16分で折り返します。
西九州新幹線の開業に伴い、長崎行きの在来線特急が廃止、肥前浜ー長崎の区間は非電化に戻されました。
雲仙の山々
太良駅
肥前浜 17:19発 → 普通(2868M) → 江北 17:41着 817系電車
5分の接続で乗り換えです。
江北 17:52発 → 普通(2870M福間行き) → 鳥栖 18:45着 811系電車
鹿児島本線 博多を経由し福間まで行く電車です。
鳥栖に到着
乗り換え待ちの間に、大分行きの久大本線特急ゆふ5号(キハ185系)がやってきました。
鳥栖 19:05発 → 普通(367M) → 大牟田 19:49着 815系電車
大牟田に着きました。
熊本方面にはわずか3分しかないのに跨線橋を渡らなければならない意地悪な接続です。
大牟田 19:52発 → 普通(5371M) → 熊本 20:43着 817系電車
途中、車窓から花火が見えました。
荒尾市にある遊園地、グリーンランドで打ち上げているものです。
熊本に着きました。
12本の列車を乗り継ぎ少々疲れました。
マスコットキャラクター くまモン
今日の宿は、東横INN熊本駅前 27階建てのビジネスホテルです。
熊本市電