ツアー二日目 2019年3月23日(土)
ホテルの部屋から台中市街 低層の建物に高層の建物が点在しています。
朝 7時40分出発
ホテル車寄せには馬車などがありました。
結婚式などウエディングフォトにも力を入れているのでしょう。
台湾の知人の結婚の写真を見せていただきましたが、新郎も新婦もスターのような演出で写真を撮られています。
台中市街
二水駅
2164次(2164列車)は、台北より先 瑞芳まで行く「區間車」
新榮8:16発→(山線経由)→瑞芳14:40 途中 台北に13:49着 ロングランの普通電車です。」
506次は、 海線経由で台北の少し先 七堵まで行く、「全車座席指定 急行」相当の客車列車「莒光」号です
潮州 6:36発→(海線経由)→ 14:45 七堵 (途中 台北14:15着)
(途中 高雄7:23発)
※ 感覚的には大阪から東京まで走破する急行といったところです。
輸送近代化が進む台湾 次第に客車列車が数を減らしています。
海線には乗ったことがないので乗ってみたいものです。
ラッピングの中に日本語が。
終わってしまっていますが、2月19日~3月3日まで、高雄の南の街 屏東で開催された、
「台湾燈會(台湾ランタンフェスティバル)」のPR車両です。
台湾燈會 は旧暦の小正月の時期に、毎年開催都市を変えて開かれます。
旧暦での開催のため西暦では時期が2月から3月と毎年変わります。
私は家族で2013年3月に「新竹」 2015年3月に「台中」へ足を運んでいます。
(これらの年は新幹線駅周辺がメイン会場でアクセスが便利だったので、台北から午後出発で日帰りで行ってきました。)
わずか2週間ほどの会期なのに惜しみなく電飾が施されます。
電子立国台湾 LEDはもちろんですが最近は、ドローンでの演出もあるそうです。
わざわざ日本からこのために足を運んでも惜しくない壮大な光と音の祭典です。
(日本でもこれぐらい惜しみなくお金を使ったお祭りができないものか。つくづく日本は凋落傾向なのだろうかと思うことがあります。)
話が横にそれてしまいました。
乗車する列車がやって来ました。
二水 9:20発→(2707次)→ 集集 9:51
DR1000型気動車 日本車輛製造 製
ローカル線の気動車列車の体質改善のため1998年から1999年にかけて38両が輸入されました。
動力用エンジンにカミンズNTA855R1ディーゼルエンジンを1台搭載し、この他電源用エンジンを一台搭載しています。
乗車券
集集に着きました。
私がここに来るのは2007年5月以来です。
その時は列車に乗らず、台中に住む友人が車で連れてきてくれました。
(2007年5月)・・・2019年は掲示物が増えています。 掛け時計が同じ?
(2007年5月)
この駅舎は日本統治時代の1930年に落成、1999年9月21日の921集集大地震で倒壊してしまいましたが、2001年に修復されました。
台湾ではローカル線乗車ブームが起こりこの集集線も多くの観光客がやって来ます。
震災で倒壊する前の集集駅で撮影されたミュージックビデオを紹介します。
登場する車両も、更新前の気動車です。
黃乙玲 傷心的車站
ちあきなおみ 喝采 の中国語カバー曲です。 私の世代にはとても懐かしい曲です。
この原曲が流行した1972年(昭和47年) 当時中学生でした。
「ちあきなおみ」は在籍した中学校の10年ほど上の卒業生であることを先生から知らされました。
当時、この曲の重要な歌詞「黒い縁取り」の意味、歌が描いている情景が中学生の少年には理解ができませんでした。
とても切ない歌詞であることを理解したのは成人になった頃でしょうか。
また、横道にそれてしまいました。
あいにくの雨です。
駅の横に蒸気機関車が保存されています。駅前が工事中で撮影の引きが利きません。
阿里山森林鉄路22
シェイギアード機関車(Shay Geared Locomotive)と呼ばれる独特の伝達方式が特徴です。
通常の蒸気機関車のようにサイドロッドで動力を伝えるのではなく、中央のシリンダーでギヤとシャフトを介して前後のボギー台車を駆動します。
構造は複雑になりますが、サイドロッド方式に比べて急カーブや急な勾配の変化に強い特徴があります。
(2007年5月撮影) 当時は屋根もありませんでした。
セブンイレブン前をクロネコヤマトの宅急便が走ります。
集集武昌宮
武昌宮は主に北極玄天上帝を祀っており、民国12年(西暦1923年)に建てられて以降、地元の人々から厚い信仰を寄せています。
民国79年(西暦1990年)に信徒から土地の寄付がされたことから、新たな廟の建設が始まり、民国88年(西暦1999年)に完成しました。
しかし完成して間もなく921大地震が発生し、震源に近かったため、新しく建てられた廟はニ階建ての内の、一階部分が崩れてしまいました。
地震の記憶を後世に残すため、ここを保存することになりました。
2013年 前方に新しい廟を建設し地元の信仰を集めています。
雨の中、駅に戻りました。
おみくじのようです。
一回 10元(10NT$) 苦命者免費
東京 浅草寺 のおみくじを訳したものだそうです。
他の観光地でもこれを見ました。 娯楽であり由緒あるものではなさそうです。
調べてみるとこのような会社が見つかりました。
https://www.zhenqi99.com/%E8%87%AA%E5%8A%A9%E5%8D%A0%E5%8D%9C.html
集集 11:13発 →(2711次)→ 車埕11:30着
終点 車埕 に到着しました。 集集線 完乗です。
遅れていたのですぐに折り返して発車して行きました。 11:40発 二水 行き
木材の積み出し風景再現
再び貸切バスに乗車
木桶弁当
台湾には街角にこのような廟がたくさんあります。
彰化扇形庫
R150型 ディーゼル電気機関車 このR155は米国 GM-EMD 1973年製造
ナローゲージ(762㎜)時代の花東線(花蓮ー台東)の客車を1067㎜用に改造した車両です。
東武鉄道と姉妹鉄道
左
は S300型 入換用ディーゼル電気機関車 米国 GM-EMD 1966年製造
DT668号 D51 1941年 川崎車輛
R20型ディーゼル電気機関車 このR37は1961年 米国 GM-EMD 製造
永康 駅
EMU800型電車 2012年-2016年 日本車輛 台湾車輛
自強号 E1000型電車 PP(プッシュプル)自強号(台湾では「推拉式自強号」)
機関車は南アフリカ製 客車は韓国現代精工
TEMU2000型電車 普悠瑪号 2013年~ 日本車輛
EMU600型電車 2001-2002年 韓国現代ロテム
永康 16:31発 →(3753次)→ 保安 16:46着
この区間の切符は縁起切符として有名です。
写真の切符を反時計回りに読むと、永・保・安・康となります。
これは中国語で 「永遠に安らかで健やかでありつづける」
というような意味になり、とても縁起のよい言葉になります。
保安駅
再び貸切バスで
奇美博物館
電子部品や合成樹脂、食品メーカーなどを傘下に持つコングロマリット 奇美グループがつくりました。
高雄で夕食
二連泊で宿泊する 華王大飯店(HOTEL KINGDOM)に着きました。
愛河の夜景