台風やベー、ちょーやべー。
台風には傘が役に立たないことがこの歳になってわかりました。
あと、横なぐりの雨は痛い。

と、割とどうでもいい前置きをして、守田志郎著「二宮尊徳」の感想など。

二宮尊徳という名前は聞いたことがあっても、何をした人はわからない。
一方、細かいエピソードはいくつもあるようです。
(薪を背負って本読む、夏前にナスを食べたら秋ナスの味がしたので冷害を予想したとか)
歴史ものと読むと読みにくい、という感じなのですが、全体を通して読んでみると、
新しい二宮尊徳像が見えてきます。

結論を言うと、「農民になりきれなかった人」ということ。
報徳仕法という農村建て直しを小田原をはじめ、栃木県真岡、日光でやったということがメインになるわけですが、
うまくいってない。
尊徳はお金のありがたみを分かっているが、農民にはそれが分からない。

農民出身でありながら、農民の暮らしが実感できていないために金銭を持ち込んでも空回りするだけ。
報徳仕法がうまく進まずじれったいと思っている尊徳を一歩引いた視点で見ることで、
農民とシンクロできない以上うまくいくわけないと突っ込まざるえなくなるのです。

で、以前、学費をネットで集める運動がありましたが、大きな批判を浴びていました。
うわべのネット戦略では人の気持ちを得られない、という教訓があったわけですが、
何か重なるものを感じました。