BMW X3(F25)のATF圧送交換作業です
こちらの車両は弊社のレンタカーです。
現在の走行距離は約52,000Km、特に不具合は無いのですが、
レンタカーとして、まだまだ頑張ってもらわなければならないので、
予防整備の意味合いも含めて、ATF交換をしていきたいと思います
まず。AT廻りのアンダーカバーを外して、ATオイルパンのドレンから
ATFを抜いていきます。
抜いたATFは比較用のビンに少量とっておきます。
かなり汚れています
ATFは約3.5L抜けました。
ATオイルパンを外して、ガスケットの当たり面をオイルストーンで均します。
BMWの場合、ATオイルパンはフィルターも付いていますし、プラスチック製ということもあって
一度、外すと交換になります。
フィルターを覗くと、ATF同様、かなり汚れていますね。
バルブボディーはクリーナー等を使って、できるだけ綺麗に清掃しました。
新品のオイルパンを取り付け、トルコン太郎を接続していきます。
接続アダプターは愛媛県フリークさんのオリジナルアダプターです。
アルマイト加工もされており、使い勝手も良く、秀逸なアダプターです。
このアダプターはオイルクーラーパイプを外して、取り付けるのですが、
この車両はX-DRIVE(4WD)なので、Fプロペラシャフトの前側を外して
ATとトルコン太郎を接続します。
接続できました
それでは圧送交換を始めていきます
今回は使用するATFはワコーズさんのプレミアムスペックです。
まず、最初に抜けた量と、ATオイルクーラーのパイプを外した際に抜けたのと
同量を入れていきます。
その後、4Lの圧送交換を行いました。
まだまだ汚れています。
再度、4L圧送交換。
写真だとわかりずらいですが、新油に近づいてきました。
さらに、4L圧送交換。
ほぼ、新油と同様になりました
次にATFの油量調整となりますが、その前に超高性能万能添加剤のSOD1
を施工していきます。
この車の総ATF量はマニュアルによると8.5Lとの事です。
SOD1をATに施工する場合、ATF総量の7%が規定量なので
今回は約600ml入れました。
その後、ATFの油温を40になるまで暖気して、油量を調整して終了となります。
その後、試運転をしたのですが、かなりの違いを感じられました
この車両は特に不具合も無く、変速ショックも最初から無かったので、
正直、ATF交換してもシフトフィーリングは大して変わらないと思っていましたが、
変速時がとにかくスムーズになりました。
なんといいますか、滑る感じがないCVTのような、無段階変速のような
感覚といいますか そんな風に感じれれる車になりました
私共、アルファではトルコン太郎を使用したATF、CVTオイルの圧送交換を
国産車、輸入車問わずに行っています。