雑用を頼まれ、「警察なんでも係」に改名したらとボヤクカイト。帰り道に右京さんはある老人から「吉村くん」と声を掛けられる。周りの人から、廃校になった中学校の写真部の同窓会があり、その岩田先生は少しボケてしまっているという。さらにこのまま、吉村君になりきって参加してほしいと生徒たちから頼まれる。しかし吉村君の写真をみても右京さんに似ても似つかない。

同窓会の会場は幹事で弁護士の仲川のいきつけの旅館。同窓会に参加して、昔話に花咲かせて盛り上がるなか、右京さんは自ら「よく僕が吉村だと分かりましたね」と問いかける。「生徒の顔を忘れない」と岩田先生は答える。話の中で先生は短歌をたしなみ、雅号を姫小百合となのっているという事を知る。そんな中、参加者の辻が先生にある事を話そうとするが、先生は色々と遮る。

その後、プレゼントを渡すことになり、一つだけ持ち主不明のプレゼントがあった。幹事の仲川によると仲居さんが玄関先にあったのを拾ったといい、どうやら吉村が荷物だけ置いて行ったのではと考える。右京さんが吉村君に成りきって渡そうとした時、中身をみたらそれが爆発物だと気付く。
カイトを呼び、急いで店中の人を非難させ、爆発物処理班を呼ぶ。店の中を確認すると辻が倒れていた。ニトログリセリンを所持していたことから持病持ちと判断し救急車で搬送。

爆弾は素人でも作れる簡単なもの。荷物を拾った仲居さんによると玄関先に同窓会に渡してほしいと手紙が添えられていたので他の仲居に頼み、幹事に渡したという。

同窓会参加者に話を聞くと幹事の仲川はアルバムをみて懐かしく思い、開催を決定したと言う。岩田先生が贈り物を提案したのは生徒たちで、岩田先生は病院に搬送されたが爆弾について思い当たる節がないという。爆弾は同窓会参加者を狙った可能性が高い。
同窓会に不参加だった吉村は学生時代はペットのような存在でみんなから弄られていたらしい。欠席理由は仕事が忙しいとのことだった。
カイトが中学校時代になにか不審な事が起きなかったと尋ねると、写真部の副顧問が山で崖から落ちて事故死したことを聞く。
倒れていた辻のカバンをみると中には新聞の短歌の投稿が掲載されていた。短歌の中に姫小百合という雅号があったことから40年前の事件を調べようと右京さんは考える

捜査一課が吉村を訪ねると、爆弾のことは知らなかったと証言。アリバイについて聞くと昨夜は部屋にこもっていたという。同窓会に参加しなかったのも現在失業中のため、仕事が忙しいといって嘘をついたからといい、さらに離婚したためアリバイは証明できず。しかし捜査一課は何か隠しているとにらむ

岩田先生の自宅を訪ねる、右京さんたち。岩田先生は人生の終わりに向けての終活をしているという。その後、正体をあかした右京さん。辻がもっていた新聞の短歌について尋ねる。短歌は恋の歌だったこと、そして短歌の想い人が副顧問の寿子先生のことではと尋ねるが、岩田先生は寿子先生は高嶺の花だったと語る。

新聞の日付が2月3日。同窓会の招待状が届いたのが2月5日。なにか関係があるのか?
幹事の仲川を訪ねると、辻が話そうとしたことや40年前の事件の事等を聞いても大したことは聞けなかった。

特命係に戻ると、カイトは山岳救助隊の知り合いから40年前の遭難事件の資料を持ってくる。副顧問の寿子先生の写真をみて「こんな綺麗な人なら生徒だったら憧れるなー」と言い、右京さんは何か閃く。

その後、中川を再度呼び出し、40年前の山の地図を見せる。事故現場と集合場所は相当離れている事。そして、中川と遠山と辻たちは寿子先生に憧れていた事を追求すると、遠山は寿子先生に憧れていた事実を告白する。
40年前、3人は寿子先生と岩田先生が付き合っている事を妬み、仲川が崖に行ったと言い寿子先生を崖に向かわせ危ない目に合わせようと、からかったという。しかしそれがキッカケで寿子先生が崖から転落したという。
40年後、同窓会2週間前に辻は新聞の短歌を見て、岩田先生が寿子先生の事を今でも想っていた事を知り、他の2人に無断で辻は岩田先生に全て告白した。しかし、全て岩田先生は許したという。しかし2人は岩田先生が爆弾犯ではないかと疑っていたので同窓会後の取調では隠していたと言う。

岩田先生を訪ね、寿子先生の事や爆弾について尋ねるとトボけてまともに答えない。スコップを取ってきてほしいと2人に頼み、倉庫の中を見ると化学肥料を発見する。爆弾の成分と化学肥料は一致。やはり岩田先生が作ったのか?カイトは爆弾をつくり自殺つもりだったと推理するが、右京さんは岩田先生はワザと注意を自分に向けて、化学肥料をみせ、真犯人が生徒のなかにいて庇おうとしようとしているのではと推理する。

吉村を取り調べる捜査一課。同窓会の前に居酒屋で辻と言い争いをしたという。辻は岩田先生に全て告白した方がいいと言ったが、中川達は反対したことを愚痴っていた。しかし中川の味方をしたためにちょっとした口論になったらしい。その後右京さんが取調室に乱入。吉村が岩田先生の家に出入りした事。それが1週間前で、さらに辻が失業中であることも知っていた事を吉村から聞く。

同窓会会場にいた仲川を訪ねる。捜査一課に昔の過去を認めたものの、同窓会を開いたのはある人から助言されたからという。それは誰かは答えなかった。

岩田先生を訪ねると、吉村のことを知っていた事。そして赤の他人の右京さんを強引に同窓会に参加させることで辻が40年前の真実をみんなの前で語ろうとしたのを防ごうとしたのではと問い詰めると、岩田先生は「帰ってくれ」2人を追い返す。玄関で同窓会の招待状を発見した2人は招待状をみて、ある発見をする。

旅館の仲居の自宅を訪ねる2人。招待状は仲川の事務所のある地域でなく仲居の自宅のある浦和から投函されていた。
仲川と仲居は不倫関係にあった。そして同窓会について助言したのも仲居。確かめてみればいいという仲居の言葉にしたがい、仲川の携帯に連絡するとコール音が部屋から漏れ、仲川が倒れていた。「もう少しで殺せたのに」とつぶやく

取調にて、仲居は仲川と結婚の約束をしたのに奥さんと別れようとしなかった。そして自分より同窓会の事で頭が一杯だったことに腹をたて、爆弾事件を起こし、仲川を殺そうとしたと考えたと言う。

岩田先生を訪ねる2人。40年前の真実を尋ねる。
岩田先生と寿子先生は些細な事でケンカをしてしまった。その後、撮影旅行で寿子先生は亡くなり、ケンカについて謝れなかった事を後悔した。そして遺族に頼み寿子先生の写真を現像し、姫小百合の写真を見つけた。実は姫小百合は岩田先生は寿子先生に告白したときに渡した花であった。そして写真の姫小百合は寿子先生が崖から転落した崖に咲いていた花だった。その後、岩田先生は自分のせいで寿子先生は死んだのだとずっと悔いていた。しかし吉村から40年前の事実を知って、自分以外に過去の後悔に囚われていることに、さらに大きなショックを受けていた。「同窓会で全てを話し、生徒たちを許せば良かったのか」と後悔していた岩田先生に右京さんは「真実をつげるのに遅すぎることはないですよ」と優しく諭す。