特命係に配属されてからイライラが募るカイト。
そんな時、前の署の係長によばれカイトは係長から有名ピアニストの腕を模った模型をタクシーに置き忘れて探してほしいという坂巻の依頼を押し付けられる。模型はオークションに出される目玉品。享はマスコミに呼びかけてみてはと提案し、あれよあれよと謝礼金がふくれあがった。その後、相沢良明がタクシーで拾ったと証言し、持ち主に返却してきた。特命係に戻ってきたカイトは右京に落とし主が遺失物の届けを24時間以内にしなければ謝礼を受け取る権利は失う。事情を説明して謝礼金を返却するように電話を掛けた所、住所や電話番号もデタラメと判明。
その後、相沢が殺される。相沢がカイトの名刺を持っていた事から捜査一課がカイトを聞き込み。

右京とカイトが現場に向かい、更にタクシー運転手を聞き込みした所、相沢が腕を落とした当日、オークションハウス手前で坂巻が降りた直後に相沢が乗ってきたという。しかし坂巻はタクシー乗り場で事前に数人にタクシーの順番譲っていた事から、さらに目的地の手前で突然降りた所から、坂巻のあとに相沢がタクシーに乗ったのは偶然ではないと分かる。

オークションハウスに来た2人は坂巻から話を聞く。カイトが坂巻に「相沢に拾わせる為にタクシーを利用したのでは」と問い詰めるが軽く論破される。右京は「急いでいたのにタクシーの順番を譲ったがために車載カメラのないタクシーに乗って不運でしたね」と意味深な問いかけ。

別行動を取る2人。
右京は米沢さんの調べで相沢と坂巻が過去に映画の共同出資をしていたことが発覚。
カイトは現場で張り込みを続けるとジャズ研究家の盛谷を見つける。オークションハウスで働く川南が盛谷が引っ張り怪しげな話を。カイトは尾行。
調べるとオークションハウスの坂巻と冨塚。そして拾った相沢による遺失物騒ぎはヤラセ。目的はクレメンスの腕の価格を釣り上げるため。しかし遺失物騒ぎが起きたため急きょ川南が盛谷に相沢の居場所を伝え、買い取ってもらえるようにするが盛谷は売ってもらえなかった。もし盛谷が相沢を殺したら動機は?なぜなら相沢は腕を返却した夜に殺されたから。

その頃右京はは次長と会って「なぜ、特命係に息子を」「甲斐享というひとりの人間に興味がある」

オークション当日。カイトの彼女の笛吹の協力もあってオークションに参加したカイトは盛谷をマーク。
注目のクレメンス腕が出品されると、盛谷は破格の値をつける。なぜならクレメンスの腕は事前に盛谷が触れている可能性があるため絶対に渡せない。対抗するカイトも無茶な破格値をつける。彼女のマンションを売り退職金をかき集めても払うと決意するが、さらに盛谷は事前に用意できるといった金額(5000万)以上の金を出すと決意。あわや落札という所で右京さんが、さらに上の値段を釣り上げる。落札したところで捜査一課がクレメンスの腕を礼状をもとに押収。実は礼状がつくまでの時間稼ぎをするために、値段の釣り上げ合戦していたのだった。ではやはり真犯人は盛谷?

右京が説明によると相沢殺害時、不自然に途切れた血痕後から、クレメンスの腕が入ったトランクケースが現場にあった可能性がある。しかも蓋を開けていたため血痕をあびている可能性がある。腕にルミノールを吹きかけた所、川南と盛谷は激しく動揺するが、全く動じない坂巻と冨塚の態度から、腕はニセモノであると推理。さらに凶器は鉄パイプだったことから、突発的な犯行。しかも指紋は拭き取った形跡どころか全く何もない事から、普段から手袋をしている人物。オークション支配人の冨塚?
証拠を確実にするために署に持ち帰って腕を調べようとした所、怒りのあまり、盛谷は腕を破壊しようとしたが、そこで川南は必死でとめる。なぜなら腕はニセモノではなく実は本物。川南は出品直前に坂巻がニセモノに変えていたの知っていたから、そこで本物にすり替える。なぜ、川南が本物を持っていたのか?

真犯人は川南。
遺失物騒ぎが起きた時、相沢が返した腕はニセモノだった。坂巻と冨塚も相沢に訴えるが、相沢はオークションの後、落札額と同額で返すと脅してきた。仕方なくオークションはニセモノで誤魔化そうとしていた二人に対して、オークションにニセモノを出品することをスペシャリストとして許せなかった川南は相沢に説得して、オークション前に返してもらおうとしたが暴行を受けてあしらわれる。そこで鉄パイプを使って犯行を犯してしまったのでした。

事件解決後、右京から「君は無茶しますね。盛谷が降りたら5000万支払うところだったに」
「優しい上司に貸してもらおうと思っていましたから」
あとから米沢が右京に「盛谷が腕を壊そうとした時は肝が冷えましたからね。右京さんも案外、彼(カイト)と似てるのかもしれませんね」と・・・。