床矯正 | 東武東上線にある小さな矯正歯科クリニック医院長ブログ

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和光市のアルファ矯正歯科クリニック医院長の思ったこと、感じたこと。

埼玉県のj矯正歯科 アルファ矯正歯科クリニック  辻 英彦です。

最近いらした相談患者さん。小学1年生 家族歴として骨格的の下顎前突の遺伝性あり。

お母様いわくあるクリニックにて床矯正を勧められたそうです。しかも小学校のうちに治療が終わると言われたそうです。もちろん一般歯科のドクター

骨格性の下顎前突は我々、矯正専門医でも長期の経過が必要だし、成長によっては最終的に外科的矯正治療(基本的に矯正歯科学会認定医以上の資格が必要)の可能性もある。

一般歯科医が矯正治療に安易に取り組みすぎだと思います。

簡単な症例と難しい症例をきちんと分けて患者さんには説明してほしいと思いました。

一般の患者さんにとっては歯医者さんは歯医者さんです。一般歯科の先生も矯正歯科の先生も同じように感じるかもしれません。ただ難しい症例を理解しないで安請け合いする一般歯科のドクターは問題だと思います。実際知識に乏しいドクターが安易に行う床矯正によって床矯正難民と呼ばれる患者さんが増えてるのも事実のようです。

「一般歯科のドクターでも簡単にできる」と銘打った矯正治療のセミナーが多すぎるのも(床矯正のセミナーも)問題ですが、もう少し矯正治療に携わってる一般歯科のドクター(もちろんすべてではありませんが)には本質を考えてほしいと思った本日でした。

このままでは日本の歯科界はぐちゃぐちゃになると危惧する毎日であります。

一般歯科の先生方、矯正専門の先生方のご意見お待ちしております