憑神 | 雑食photo

憑神

憑神 (新潮文庫)/浅田 次郎

最近短編が並んでましたので、そろそろしっかりしたものを・・・。


本自体は、オイラの本の好みを知ってる友人からのプレゼントにていただきました( ̄ー+ ̄)
すぺしゃるサンクスです、ハイw 当たりです(-_☆)Vぶい


時は幕末、そろそろ武士の時代が終わる頃のお話です。
不遇の御家人、彦四郎さんは文武に秀でながらも、蕎麦一杯の小遣いもままならない生活を送っています。酔っ払って、勢いで拝んだ祠から出てきたのは、なんと貧乏神。どんどん運に見放されていく不遇の彦四郎さんですが、衝撃の結末が・・・。


いつの世でもあることだとは思うんですが、人が良くて、仕事が出来る人ってのは、大概、運が悪いんですよね。本作の主人公の彦四郎さんもそんな中の一人で、人がいいから悩み事も多く、仕事が出来るので疎まれる。本当は正直者が馬鹿をみるような世の中じゃダメだとは思うんですけどね。


さらに付け加えると、世の中に流されるのが利口で、偏屈なのは馬鹿なのか・・・。大概、彦四郎さんみたいなのは、世の中に流されきれず、時代にも取り残され気味だったりします。


でも、結局は、自分が何を信じるかなんだとは思うんですよね。運が悪かろうが、偏屈者呼ばわりされようが、自分が思う所のまま、真っ直ぐに生きて、人生を終えられたら十分でしょう。


まぁ、それがしずらい世の中になってしまっているのも現実ですけれども・・・。

真っ直ぐに生きる輝きと、若干の儚さを見せてくれる一冊かなと思います。がっつりオススメにしておきます(笑