スペシャルクラスも2024年度が始まりました。
今年度は、新たなテーマも実施予定です。
これまでの積み上げと、新たな発見や刺激。
それぞれに意味があります。
最初のテーマは、ここ数年継続しているパス&コントロールに重きを置いた内容ですが、2024年度の基準を確かめるために重要なセッションとなっています。
テーマ
◼︎パス&コントロール(スクエア)ベーシック
W-UP
・スクエアパス
A_バックステップ
B_カットイン
C_チェック&スクリーン
D_ランウィズザボール
E_スルーパス(プルウェイ)
F_リターンリターン
G_ワンツー
TR-1
・4vs2(2vs1+2vs1)ポゼッション
TR-2
・4vs4+2Sゲートゴールドリブル突破
GAME
・7vs7+GK(4vs4+GK)
キーファクター
①出し手と受け手の関係性
A:出し手
→インフォメーション(アイコンタクト)
→パスの質(タイミング・コース・スピード・精度)
B:受け手
→良い身体の向き(ボディシェイプ)
→有効な視野の確保(次のプレーイメージを描く/ゴールから逆算した選択肢を作る)
→動き出しの質(タイミング・角度・距離)
→コミュニケーション(声・ジェスチャー・アイコンタクト)
→コントロールオリエンタード
②全体像からのプレーモデル
③ピッチを広く使う(深みと幅)
④バランス(味方との距離感)
⑤モビリティ(ZONE-2の崩し/ヒトとボールが動く活動性)
⑥位置的優位・ポジション優位
⑦数的優位(スルーパス・ワンツー等)
⑧インサイドキックの基本姿勢
1週目は及第点以上を感じていましたが、毎週の積み上げが皆無に等しく、阿佐ヶ谷校ではW-UPに多くに時間を要しました。
そして池袋校でも、成長意欲を感じる選手が4年Y.Haruto選手のみ。
何のために、アルファFAに来ているのか?いま一度自分自身に問いましょう。
トレーニングは、GAMEから逆算され、TR-2←TR-1←W-UPとオーガナイズされています。
リアリティの無いトレーニングを、如何にゲーム(相手)想定して取り組むことができるか?
年々強く感じることですが、派手なテクニック動画に憧れを持ち(悪いことではありません)、シンプルなトレーニング程、集中力が散漫になる。
もちろん子ども達(アカデミー生)だけに非がある訳ではありませんが、我々がより向き合っていかなければならない部分です。
TR-1以降、対人の内容になると、状況に応じ、カットイン・ランウィズザボール等、W-UPで取り組んだコントロールを表現する場面も見受けられますが、オフザボールの際のポジショニング、ボール状況に応じたサポートからサポートの連続をより細部までこだわれるように。
TR-2では、あくまでもスタートポジションが2-2ボックスであり、インプレーになれば局面に応じて可変することでスペースクリエイト・イクスプロイトできる。
阿佐ヶ谷校、5年Haruhito選手は、スタートポジションに留まる傾向が強く、味方が作ってくれたスペースへ侵入していく等、トレーニングだからこそリスクを負ったチャレンジを積極的にして欲しい。
ミスが少ないことは素晴らしいことですが、安全なプレーだけでは相手にとって脅威になりません。
GAMEでは、特に阿佐ヶ谷校ではスペース的にも今回のテーマを表現しやすく、ボックスからの崩しが顕著に現れていました。
ただ、強度が上がると、2-3mのプレッシャーでも前を向くことができず、意図のない逃げパスを繰り返す場面も見受けられ、まだまだ伸び代が大きく伺えています。
2024年度、ここからがスタートです。
とは言え、1年間は本当にあっという間。
今年は、もう少しギラついた野心ある選手がいても良いのでは?と感じてしまう程です。(ギラついたお父さん方は要注意です。)
友達とのサッカーを楽しみにきているのではなく、成長しに来ている。
その中で、アカデミー生達の関係性を成熟させ、みんなが成長できる環境へ。
誰でもリーダーになる権利があります。
指示待ちにならず、選手達から主体的に。