君にもらったライター
何処かに無くしてしまった
手持ち無沙汰の僕の右手
片手に収まるサイズの温もり
夜の悲しみが刹那
僕を闇へと導いていく
一人きりの切なさが
僕の部屋を明るくしていく
香るCigaratte
Tears make me strong
(涙は僕を強くする)
そして独りに慣れていく
五畳半に敷き詰められた僕の心
街の喧騒は他人事のようで
不器用な20歳の子供
僕の心を締め付ける
”アンフェアなのは、誰か” という言葉
ゴールデンを飾るドラマに使われるキーワード
聞いた途端に軽い電流が身体を流れた
正攻法という言葉があるが
いったい何を指すのだろうか
多くの人の心を掴む言葉 展開
普通と言われる広い意味での常識
今の出版業界はアンフェアに出来ている
売れないと判断された本は店頭にすら並ばない
どんなに良書であろうと売れ行き次第で返本される
”アンフェアなのは、誰か”
それは売れない小説家
本にすらならない言葉たち
ノートの端に書 かれた一言
公衆トイレの落書き
インターネットに溢れる文字の山
大衆がアンフェアでフェアだ
多くが認めればフェアになる
異端と騒がれ話題になればフェアになる
読者は常に刺激を求める
それと同時に平穏を望む
”アンフェアなのは、誰か”
”自分を、正義と信じて疑わない人のことでしょうね”
”アンフェアな行為というのは、いつも、『正義』の名のもとに行われる”