僕らみんな不器用だねって 
なかなか口にしないけど

なんとなく気づいている
そんな気がする

僕がこうしていることも
君が立ち止まることも

その一つ一つが大切で
意味があるんだ

認めることができぬこと
問い詰めてしまうこと

そのすべてが必要で
僕なんだ


自分であること
不器用なことなんだ


状況はどうだい 僕は君にたずねる
君は笑いながら ボチボチと答える

その笑顔が可笑しくて 僕の顔も緩む
たくさんの笑顔が そこに咲いてた

寒空の下 響くいくつもの声
秋の風が 木葉を運ぶ

学生という特殊な環境の中で
営まれるストーリー



日が暮れるのが 少し早くなった
薄闇の中 歩く僕らの影

コンビニで買った 肉まんとおでん
カサカサと音を立てる包装紙の音

吐く息は 白い靄を生み
大空へと昇って消える

また、あした
そう言って別れる僕ら



いつの日からか 別の道を歩き
違う誰かと 違う景色を眺める

流れ流れて 何処へ行くのか
僕がココにいるのは 変わらないのに

行く先にあるのは また違う道
明日へと続く 終わりの見えない道

また、会えるよね
言葉にならない 声が響く
丘の上で 空を眺める君は
青い空に 吸い込まれた

慌てて僕は 駆け寄るけれど
君はもう 其処にはいない

君の温もりが残る 丘の上
君を求めて 僕は立ち尽くす

行ってしまった 君は遠くへ
誰も知らない 君だけの国へ



秋が香る丘の上に 僕は立つ
僕の街の見える この場所に

君を見ていた 街の景色
今も変わらず 動き続ける

君はまだ 此処にいるんじゃないか
そんな気持ちを 捨てられないでいる

行ってしまった 君は何処へ
誰も知らない 君だけの国へ



丘の上で 落ち葉の行く末を見る
風にのって 遥か彼方へ

君は言った また帰ってくると
今も変わらず 信じている

君はまた 此処に来るんじゃないか
そんな気持ちを まだ忘れずにいる

行ってしまった 君は其処に
誰も知らない 君だけの国へ