君と目があうと 目をそらしてしまう
たまらなく恥ずかしくなるから

他の人と目があうのとは違う
気まずさより 恥ずかしさが先だから

何もかも見透かされている気がする
胸の鼓動が高鳴る

それは 小鳥のさえずりのような
それは ゆっくりと流れる午後の時間のような

霞んで見える その瞳の先
何を捕らえ 何を思うのか
君と僕はいつもすれ違ってばかり

僕がする話を熱心に聞いているかと思えば
君は突然違う話を僕に振ってくる

君が話を聞いていないだけなのか
僕の話がつまらないのだろうか

僕はすれ違う度 肩を落とす
すれ違った時の君は とても楽しそうに話すから

その姿に 僕は少しイライラするけど
それが君の普通で 自然な姿

時にそれすら 微笑ましく思うんだ
いつから煙草を吸うのが習慣になったのか
自動販売機で買った親父の吸う銘柄

想像以上に不味かった
描いた妄想は脆く崩れる

それがどうしてこうなるのか
ライターで火をつける仕草が様になってきた

自分好みの煙草を見つけて
吸うことが当たり前になっていた

街中で吸っても違和感なく溶け込む
大人になったつもりだった

今でも煙草を美味いと思うことはない
なぜ吸うかもわからない

理由なんて本当はどこにもない
物事に理由なんて無いのかもしれない

だけど たまらなく好きなのは
ゆるりと昇っていく煙の浮遊感

今こうしていることなんて
結構そんなもので始まるんだ