23日(月)に岐阜で開催された『シニア犬セミナー』は大好評で終わり、
この輪がどんどん広がっていくといいなと願っています
アラフォー獣医師 浜崎菜央です。
岐阜で開催後バタバタと帰宅したわけですが、
まさかの大渋滞で空港にギリギリでつき、
その上飛行機が30分くらい到着が遅れ、
最終の新幹線に10分ほどの滑り込みで乗れ、
日付が変わって1時くらいに帰宅・・・という冷や汗ものの旅でありました💦
岐阜での『シニア犬セミナー』開催にあたって、
セミナー参加が有料ということ、
アロハペットラボという大きな会社ではない、しかも名の知れないところが開催していること、
もあって、
実は本当に反応が悪かったのです
いろんな方から、
「岐阜はペットに対してお金にシビアな地域だから、セミナーにお金を払ってというのは・・・」
と言われておりました・・・
(これ、本当に多いコメントでありました)
でも、私たちも開催するに当たって移動費も含め諸経費がかかるし、
私の今まで培ってきたものをテキストと講座にギュッと閉じ込めてお話するわけで、
そんな無料でなんて提供できない
というわけで、
やることに意味がある
参加者が少なかったとしても、開催はする
いつか良さが伝わっていく日がくる
と伝えて開催に至ったのであります。
いろんな方が『シニア犬セミナー』の告知をしてくださって、
最終的にセミナーを開催するのにちょうどいいくらいの募集人数となり、
開催する運びとなりました
とはいっても、開催までの間、そんなやりとりがあったので、
正直わたくしビビっておりました💦
受けた後にクレームのオンパレードとかなったらどうしよう
とね。
でも、ダーリンから、
「あのセミナーを受けて、良かったって言われないことないよ。自信持って行こう」
と励まされ、
いつも通りさせていただきました。
(いや、ちょっといつもよりもドギマギしてたかな)
(本当にたくさんの方がいらっしゃってくださいました)
セミナー会場には、
なんと
前働いていた先の患者さんたちが数名いらっしゃってくださっていて・・・
私にとってはサプライズ的な感じで、
久しぶりに見かける顔ぶれに嬉し泣きしそうでした
それから・・・
セミナー開催後、たくさんの方から声をかけてもらい、
記念撮影の長蛇の列にびっくり
一緒に写真を撮ってください
とリクエストをもらい、本当に嬉しかった
鹿児島や福岡ではなかった反応だったことと、
最初の不安が大きかっただけに、
本当に会場がひとつになったことが嬉しかったのであります
シニア犬セミナーを通して一番にお伝えしたいこと・・・
それは、
年老いていくことが決して『悲しい』ことではない
むしろ絆を深める大きなチャンスなのである
ということ。
「かわいそうに」
と飼い主さんが思って見つめられるわんちゃんねこちゃんこそ
「そんなことないのにな・・・」
と辛い思いしているかもしれません。
逆に残念がって苦しい思いをしているかもしれません。
シニアのサインを受け取る余裕がない人
シニアのサインを理解できていない人
わんちゃんねこちゃんをどれだけ愛していたとしても、
心から通じれていないかもしれません。
サインを受け取り、理解することで、
もっともっと仲良くなることができるかもしれません。
うちの子も12歳を迎え、耳が遠くなりました。
そんな姿を見て、
「かわいそう・・・」
と私の父は言います。
私からしたら、
それは年老いたら仕方がないこと。
そして、決してかわいそうではない。
彼女が不安だなと思っていることは私も理解している。
だからこそ、
私とのコミュニケーションの方法を変え、楽しみ方を変え、
不安を取り除こうとしてあげてる。
それでお互いハッピーになってるって思っているんです
かわいそうに・・・ではなくて、
シニアのサインを受け取り、形を変え、絆を深めることで
全然年老いていくことは怖いことではなくなります。
お互いにね
少しの気づきが
少しの行動へ変化し、
大きな愛情に変わる。
ご飯の食べ方にしても、
歩き方にしても、
少しの気づきが
少しの行動の変化が
お互いの喜びに変わる。
だから、私はシニア犬セミナーで、
飼い主さんができることをたくさんお伝えしています。
サインを受け取る方法も
受け取った後の理解の仕方も
解決法も
全部大事なこと。
そして、
亡くなるということへの心構えも大事なこと。
獣医師がアニマルコミュニケーションのことを語るなんて馬鹿げてる
と思う人も多いでしょうが、
私は、
命が亡くなるエネルギー
亡くなってからのエネルギー
を飼い主さんが理解することで、
看取るということ
死を受け入れるということ
が大きく変化する
と思っています。
ただ、飼い主さんが独断でやるべきではないこともあると思っています。
きちんと病院と連携をとることは必要だと思うし、
先生の診察なしでは、本当の体の状態はわからないと思うから。
私が伝えたいところは、
病院に頼るなということではなく、
病院の先生に決断してもらわない、自分で決断する力
飼い主さんの自立なんです。
私は、飼い主さんがおうちでできることを増やすことで、
病院とお家でのケアの2つで、
もっともっとより良いものになると思っています。
どちらかが強くなってはダメ。
どちらのバランスも保ちながら、相乗効果を狙う。
セミナーも時間に限りがあるので、ほんの一部だけしかお伝えできないのだけど、
シニア犬セミナーの内容は、本当に奥が深いんです。
今回の岐阜での『シニア犬セミナー』に出席された方々の一つ一つの感想が、
次の輪を作ってくださることと思っています。
タイヤショップ早野さんが帰り際、
とても好評だったみたいだから、これを機に毎年1回は開催するのもいいんじゃない?
といってくださいました。
セミナーに参加された方々も
また開催してください
またお声かけさしてください
といってくださいました。
ありがたきお言葉
もっともっと多くの人に『シニア犬セミナー』の存在を知っていただきたいな