沖縄では闘牛がレクリエーションの1つ。
スペインの闘牛の様に人間vs牛ではなくって、牛vs牛でやる闘牛。地元の人にとっては身近な観戦イベントみたいで、若い人から子供も老人も世代に関係なく満席状態。
円形の闘牛場に牛を二頭いれて、それぞれの牛には闘牛士が付く。
その闘牛士が、牛同士の頭を合わせて戦いを始めるんだけど、その瞬間が面白い。牧場にいるようなノンキな牛と比べたら体格も大きくって、チョット見た目怖い牛同士が角でガッチリ組む瞬間は迫力あります。
取り組みによっては、ドンっ!っと勢い良く始まるのもあって迫力満点。
力の差が激しいと、スグに決着がついてしまう。負けた牛は解りやすく、尻尾を巻いて逃げるっていう言葉通り、戦うのを諦めて逃げたしてしまう。
ヒドイ牛だと、戦う前からビビッてて不戦勝ってのもあった。
力の差が近い牛同士が戦うと、長い試合になる。
見た中で一番長かったのは20分を超えてた。でも、ベテランの実況する人のコメントが面白かったり、勢子(せこ)と呼ばれる闘牛士が「ひーりゃっ!!ひーやったい!!」と掛け声と足で地面を踏みつけて音を立てることによって、牛の闘争本能を掻き立てるのを見るのも面白い。
20分の取り組みの時には、勝負がつかない戦いに会場の空気がだらけちゃったから、闘牛会の会長が怒っちゃって、闘牛士の人達にマイクでまくし立ててるのが、ウケてた。狙って笑いをとってるんじゃないと思うけど、ウチナーグチで聞くお説教は良い感じだったな。
取り組みの後には、島の音楽と共に子供の踊りが披露されるんだけど、このダンスも楽しかった。
動きが超自然で、昔から体に染み付いてるんだろーなーって感じの踊りは最高!!音楽のフローと体の動作が完全に一致してるからみてて気持ちよかった~。
ふとステージをみると小さいおっさんがドラムをやっている。
めちゃチッサイおっちゃんだな~と思ったら、完全に本当の子供だ!!体格もスリッパも完全にオジサン系だけど、子供だった。面白いからパチリしときました。