動物愛護法改正後、本当に動物の命は守れるのか | 人と動物と地球に優しく!本場ハワイ伝統的なロミロミAloha703♡Naomiのブログ

動物愛護法改正後、本当に動物の命は守れるのか

2019年6月12日、ようやく動物愛護法改正案が衆議院で可決されました。
 
可決する前の6月6日、環境委員会で行われた
 
生方議員らの答弁を見ていましたが
 
盛り込んで欲しかった全ての事案はあげられていませんでしたが
 
〝マイクロチップの義務化〟〝8週齢規制〟
 
〝動物虐待に対する厳罰化と殺傷した場合の法定刑の引き上げ〟
 
についての提案がされ、最後にどこからともなく湧いて出てきた
 
8週齡について日本犬の一部除外案には
 
最後まで命を守ることより、自分らの金儲けに拘る
 
公益社団法人「日本犬保存会」(会長=岸信夫衆院議員)と
 
同「秋田犬保存会」(会長=遠藤敬衆院議員)が、
 
日本犬は規制の対象外とするよう求めた事に
 
本当に、この後に及んで何を言ってきてんだか?

 

強い違和感と憤りを感じましたが、
 
間違えなく動物愛護法改正を求めた多くの人の思いは
 
今回の改正では、形となって1歩、前進したと言えるのもだと思います。
 
 
個人的には一気に蛇口を閉めるべく
 
日本のペットショップでの生体販売禁止が理想。
 
 
一気に改革できずとも、生体販売が安易に行えないように
 
厳しい飼育管理規制やそれらを守らなかった場合の罰則強化などについて
 
私たち国民の代表となり、異議を唱えてくれる勇気ある議員が現れてくれることを
 
心底、待ちわびていますが・・・
 
日本のペットショップで生体販売が禁止される日は来るのでしょうか・・・
 
せめて、私の生きているうちに日本のペットショップのショーケースから
 
ペットと呼ばれる動物が陳列される日々に終わりが訪れて欲しい。
 
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動物愛護法の改正は原則5年に1度。
 
それだけの歳月をかけて8週齡規制したところで、
 
マイクロチップを義務化したところで
 
ペットショップでの生体販売が続く限りは
 
パピーミルで子供を産むだけの機械のように
 
劣悪な環境化に閉じ込められ、地獄の中で生かされ
 
使い古された親たちの命は闇に葬られ、
 
生産ラインに乗れなかった子犬も処分されます。
 
売れ残った命たちも処分されます。
 
生体販売が続く限り、
 
ペットと呼ばれる動物たちの負のスパイラルに終わりはありません。
 
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そして、動物虐待についての厳罰化、殺傷した場合の法定刑を
 
現行の2年以下の懲役(または200万円以下の罰金)から、
 
5年以下の懲役(または500万円以下の罰金)とすると改正されましたが

 

今までも多くの動物虐待事件が起きているにも関わらず

 

厳罰に処された事例は少なく、

 

動物愛護法とは一体、何の為の法律なのか・・・

 

命を守れないお飾り法律には本当に首をかしげるばかりでしたが・・・

 

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昨今、増え続ける動物虐待の例を上げれば
 
今まさに恐ろしい猫の殺傷事件が起きて犯人が逮捕されましたが
 
今回、改正された動物愛護法に基づいて処罰されるのでしょうか?
 
ここまでの残虐性のある異常な事件に
 
警察はどのような厳罰下すのか注目しています。
 
 
逮捕前も逮捕後もテレビのニュースで見る度に〝器物破損〟だとか
 
〝窃盗の疑い〟だとか報道されていますが違和感を感じてなりません。
 
 
だって本人がこの残虐な事件を認め、殺傷を自供しているにも関わらず
 
猫を盗んだ疑いって・・・
 
 
100匹の猫をさらって、虐待して、殺傷して、遺棄していて
 
本人も自供しているにも関わらず
 
器物破損や窃盗で終わったら無念でならない。
 
 
動物虐待は犬猫動物が好きな人たちだけが注目すべき事件ではありません。
 
 
このような事件を軽視していると
 
次には幼児や高齢者に対する虐待や事件に紐づいてくるという事は
 
今や世の中の多くの人が気がついている事。
 
 
残虐極まりない行為をまるで他人事のように話す
 
犯人の心と残虐性はあまりにも悲しく酷すぎます。
 
 
今回の動物愛護法改正後、この法律が〝絵に描いた餅〟ではなく
 
しっかりと動物たちの小さな命を守る為の法律として
 
活かされる事に期待しています。