活動レポート2 | 同じ空の下で ~ To you who do not yet look ~

同じ空の下で ~ To you who do not yet look ~

まだ見ぬあなたへ。僕らは、同じ空の下にいながらも、それぞれの感じ方で生きている。
「偶然は必然」というように、僕らを直接結びつけるものはなくても、意図しない形で、思いもよらない所で、あなたと私がきっかけひとつで繋がったことに感謝☆










◇活動レポート2◇

珠洲市内は飯田町、正院町、若山町と 
内浦の中心市街地に近い地域と 
外浦の大谷町で活動させていただきました。 

峠を越えて大谷地区の玄関口にあった 
地域で一軒のスーパーおおたに。 
スーパーおおたにの倒壊により 
地区の皆さんは約20km離れた 
内浦エリアや道の駅に 
買い物に行くしかないのだとか。 
 釜石で例えるなら海沿いを走れないから 
鵜住居から笛吹峠を越えて遠野に行くとか 
大槌で例えるなら町方方面に行けないから 
柾内から土坂峠を越えて小国に行くような。 

この地域の道路は地震で歪み 
裏山や崖の大規模崩落で寸断されてしまい 
支援活動が最も遅れた地域のひとつ。 
それゆえに被災家屋の解体申請も遅れ 
様々なことが後回しになりそうで 
気丈に振る舞っていた家主の心のうちを 
一緒に片付けをしながら心配していました。 

強い日差しを避けるべく 
お昼休憩時に日陰を探して 
活動場所近くの大谷小中学校へ。 
体育館が避難所になっていました。 
この小中学校はとても綺麗な建物でした。 
大槌で例えるなら大槌学園みたい。 
昼間は避難者が少ないのもあってか 
避難所の休憩スペースを貸していただけ 
責任者の方からは活動のお礼や 
気軽にまた避難所に来てほしいことなど 
会話ができることを喜んでいるようでした。 

避難所の写真は撮っていませんが 
段ボールでの間仕切りではありますが 
パーソナルスペースの確保はされ 
乳幼児スペースとなる小型テントも設置 
デジタルサイネージによる 
お知らせもありました。 
何よりトイレが綺麗で女性陣には良かったし 
冷房もきいていて私たちには快適でしたが 
周りを気遣って息をひそめての暮らしは 
穏やかなものではないと思います。 

きっとまたここに来る。 
そう感じました。 

 私たちのオオタニサンにも 
この写真が届いたらと思います。 
オオタニサンの活躍を 
避難所に設置されたテレビを見て 
喜んでいる方々は決して少なくない。 
そんな風に感じました。 

(3に続く)

 #石川県 #珠洲市 
 #災害ボランティア 
 #できることに心を込めて