私たちにもできること。
私たちにもできることがある。
心を込めて。何度でも。
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中日新聞Web(4月9日)より
NPO法人日本ホスピタル・クラウン協会(名古屋市中村区)のクラウン(道化師)が6、7の両日、石川県能登地方の避難所で、大道芸や手品などを披露した。
NPO法人日本ホスピタル・クラウン協会(名古屋市中村区)のクラウン(道化師)が6、7の両日、石川県能登地方の避難所で、大道芸や手品などを披露した。
クラウン4人が2日間で9カ所の避難所を回った。七尾市の御祓(みそぎ)地区コミュニティセンターでは7日、赤い鼻を付けたクラウンたちがおどけた様子で登場。ひもや絵本を使った手品や、カップを使ったジャグリングを披露すると、子どもたちから「すごい」「もう1回」などと歓声が上がった。その後、風船でクマや剣の形を作り、子どもたちにプレゼントした。
七尾市小丸山小6年の中田春菜さん(11)は「全部がすごかった。また見たい」と笑顔。クラウンの一人として参加した大棟耕介理事長(54)は「みなさんのすてきな笑顔を見ることができてうれしかった。また訪問できたら」と話した。
同協会はうどんや日用品などの物資も避難所に届けた。5月にも能登地方を訪れ、100人前後が入ることができる簡易テントを設けて「小さなテントサーカス」を開く。
同協会には、約150人のクラウンが所属。全国の小児病棟で病気と闘う子どもたちにパフォーマンスを披露し、心のケアをしている。被災地でも活動し、東日本大震災では10年間で約700カ所、熊本地震では約60カ所を訪問した。(山脇彩佳)