顔が違う | 同じ空の下で ~ To you who do not yet look ~

同じ空の下で ~ To you who do not yet look ~

まだ見ぬあなたへ。僕らは、同じ空の下にいながらも、それぞれの感じ方で生きている。
「偶然は必然」というように、僕らを直接結びつけるものはなくても、意図しない形で、思いもよらない所で、あなたと私がきっかけひとつで繋がったことに感謝☆


「顔」という言葉に敏感な今日この頃です(笑)


昨夜、帰宅後になんとなく5000円札を手にとって、

寝ころんで見ていると、何か「違和感」を覚えました。


お札って中央部分に「すかし」がありますよね。

そのすかしの肖像画に違和感を感じたんです。


「ひょっとして、ニセ札?」


右側の樋口一葉さんの大きな肖像画と見比べてみると、

すかしの顔とは明らかに違っています。

折り目で顔の大きさが違って見えるとか、しわで表情が違って見えるとか、

そういう類いのものでは決してなく、同じ肖像画ではないことが一目瞭然でした。


すかし部分の肖像画の方が、はっきりした顔立ちで、

眉毛もきりっとしてますし、瞳も違う気がします。


ひょっとしたら偽造紙幣防止のためかと思い、

調べてみたのですが、明確な答えにたどりつけませんでした。


最初に新紙幣として発表された時の肖像画と、

正式にリリースが決定した時の肖像画は異なるそうで、

24歳の若さで亡くなっている一葉さんは、

肖像画の元になる写真そのものがあまりなかったようで、

そのため肖像画のデザイン自体が簡単にはいかなかったのだそうです。


ちょうど、偽造紙幣防止のためのホログラムだとか、

その他の技術が施された紙幣でしたので、

意図的にすかし部分の肖像画を変えたのかもしれません。

だとすれば、すかし部分の肖像画は、

最初のデザインがそのまま残ったことになります。


それであっているのでしょうか?

そんなの今気づいたの?って呆れられるかも…。


2004年頃に新紙幣が発行されているので、

約6年もの間、まったく意識の外にあったことになります。


何事も気づきが大切だなんて言っている自分が恥ずかしい。

自分自身を知る、よいきっかけになりました。