振袖にふくら雀の帯結び

一般財団法人 民族衣裳文化普及協会 認定講師 橋元百恵ですいつもブログをご覧いただきありがとうございます

さて、先日成人式は終わりましたが、基礎講座のカリキュラムでそろそろ振袖が出てくるので、今日は振袖の着せ方とふくら雀の帯結びを2通り練習しました

先ず、帯結び「ふくら雀」とは……

コチラ

寒い冬、羽毛?にいっぱい空気を取り込んで羽を広げたスズメをイメージしている帯結びなのですが……私の帯結びはそう見えますか？

この帯結びを、改良枕と手結び枕の2タイプを練習しました

左が改良枕、右が手結び枕です

手結び枕で結んだふくら雀の方がふっくらしていて私は好きです

が……

この帯結び、とにかく難しい

個人的には最も難しいグループに入る帯結びです。でも、ふくら雀は皇室の紀子さま、雅子さまが結納の時にも結んだとても格の高い帯結びなんですよね。

そんな格の高い帯結びなのに、近年、成人式の振袖姿でふくら雀を結んでいる方は…まず出会う事がありませんせっかくだから結んで欲しいけど…振袖の帯結びって沢山あるので、シンプルなふくら雀を選ぶ方は少ないのかもしれませんね。

さて、そんなふくら雀の帯結びをした振袖の全体写真はこちら

帯揚げは入組(いりく)です。

これも難しいんですよねシンプルほど難しい…って事ですね

今日は他にもひとつ創作帯結びをやりました。

昨年8月に国民文化祭にて展示いただいた時の創作帯結びを更に改良した帯結びです

こちらは帯揚げも帯締めも華やかに

皆様はどんな帯結びが好きですか？