よく似ていると言われる弟の事を書いてみようかな。
小さな頃は泣き虫で私の後ばかりついて来る子だった。
丸顔でとっても可愛かった。
小学生の頃、弟を題材にした作文を書いて賞を貰った。
弟をその頃から本当に大切に思っていた。
だから、その頃いた暴力教師に弟が殴られたと聞いた時
本気で教育委員会に訴えようとした小学生の私。
今も許してない。
小さな子どもに、最低の教師だ。
ある時、彼は自分の人生をかける程の好きなものに出会い
その時から今まで、長い間その情熱を持ち続けている。
身長は180センチになり、私を全ての面であっという間に追い越して
姉が言うのもなんだけど、カッコいい大人の男性になった。
ミス◯◯を袖にしたという武勇伝(この使い方違うかな)もある。
勉強もスポーツも、私は負けてばかり。
ドイツへ留学して、精神的にもの凄く成長して帰ってきた。
辛いこともあったみたいだけど
私と違い、彼は心を整える事ができるタイプで
色んな事を吸収して強くなったのが目に見えるようだった。
二人共アラフォーの今も仲良し。
病気を告知された時、一緒に主治医の所へ来てくれて質問をしてくれた。
弟のお嫁さんは可愛らしくとても出来た女性で、
2人が喧嘩した事は無いみたい。
「最高のお嫁さん」とウチの両親は大絶賛。
ほんと、私もそう思う。
よく出会ってくれました!
弟が帰宅する前にビアグラスを冷蔵庫でキンキンに冷やして
最高に美味しいビールを注いでくれるんだって。
いいなあ~私もそんなお嫁さんが欲しいよって言ったら
「melonがやってあげなよ」だって。
そりゃあそうだ!
私も優しく!夫に優しくしないとね。
抗がん剤6クールが終わり、ウィッグを外したばかりの頃
私は結婚するため、夫の両親と私の家族で食事会をした。
一人ひとこと、発表することになった。
その時弟は私を見て
「この日を、ずっと、待っていました」と言った。
その言葉に込められた思いを、胸いっぱいに感じた。
私達は静かに泣いていた。
弟の事を思うと、小さな可愛い姿とこの時の姿が浮かぶんだ。