オアフ島の最西端、カエナポイントへは、ここヨコハマベイか、島の北側から車で行ける西端、ディリングハムからいずれも徒歩で向かうことになります。
このカエナポイント、古代言い伝えでは亡くなったハワイアンの魂が天国へ昇っていく聖なる土地とされています。
いずれの経路でも片道１時間半かけて歩く必要がありますので、訪れる人はまばらですが、手つかずの自然の原風景が色濃く残り、神聖な気持ちになるスポットです。
ヨコハマベイの最北端から徒歩で向かいます。
レンタカーを停めて行くわけですが、この最北端は人気がまったくなく、車上あらしに遭ったとの話もしばしば聞きますので、さらに片道10分ほど遠道になりますが、ビーチパーク入口の駐車スペース（トイレとシャワーがあります）に車を止めて向かう方が安全です。
このトレイルは、海岸線のすぐそばをずんずん歩いて行くのですが、昔の鉄道の廃線跡を北上します。
ハワイでさとうきびのプランテーション産業が盛んだった1800年代、オアフ島だけでなくハワイ諸島ではさとうきびの運搬や旅客向けに鉄道が島中走っていたそうです。
ここリーワードエリアでも、パールシティからコオリナ、マカハからカエナポイントを経由し、ワイアルア方面への鉄道が走っていたとか。
道中、日かげはまったくありません。
暑さ対策と、水分補給、歩きやすい靴など十分な装備を整えてあげましょう。
歩き始めて１時間ほどで、何やら見えてくるのですが…。
ここから先は、ウミドリなどの自然保護区に指定されており、靴についた泥をブラシで落とし、ゲートをくぐります。
ディリングハム方面へ向かう分岐が見えてくると、お目当てのカエナポイントまでもう少し。
岬の先端に到達。ハワイアンモンクシールの看板も設置されています。
周囲にはウミドリの姿もありました、が、お目当てのモンクシールは…。
岩の色と同化していますが、出会うことができました☆
岬には自然のタイドプールがあり、何匹も水辺でくつろぐ姿を間近に見ることができました。
ヨコハマベイから往復３時間のトレイル。コースも土地柄も上級者向けのコースですし、ワイキキからだとほぼ１日がかりで向かうことになりますが、カエナポイントほどオアフ島でハワイの原風景が残る場所はないでしょう。