11日(日)札幌市にある渡辺淳一文学館にて、私の教室主催のコンサート「ちいさなちいさなホームコンサート14」を行いました。
コロナ禍におけるコンサートということで、コロナ対策はやれることは全てやったつもりです。
前半は生徒たちのピアノソロ演奏発表。
とても緊張感あふれる雰囲気で、みなさんほとんどがとても緊張していたように感じられました。
「失敗しちゃった....」と嘆いている生徒も多かったですが、その原因は練習不足などではなく緊張によるものだと思いました。みんなよく頑張っていましたよ。
こう言った緊張の体験が成長に繋がるんですよね。
そして、中盤は今年はコロナでアンサンブルの練習ができなかったので、オリンピックイヤーにちなんでクイズ「勝手に作曲家オリンピック〜金メダルはどの国に!?」をアトラクションとして行いました。
前半の緊張感とは違い、リラックスしたムードでした。
ルールは、簡単。
クラシックの各ジャンルの名曲の金メダルを私や教室の生徒で事前に(勝手に)決め、生徒一人一人がピアノで演奏します。
そして、観客がその曲を作曲した作曲家の出身国を当てるクイズです。
テレビやBGMなどでよく聞く、誰もが知っているクラシックの名曲。
けれども普段は誰が作曲した曲なのかって知らない人も多いんですよね。
そしてその作曲家がどこの国の人かを当てる....って、結構クイズの内容としては難しいのですが、出題者が国旗をあげて最後に正解を発表すると、観客からもどよめきが....。
結構盛り上がって楽しめたみたいで、企画し甲斐がありました。
そして、後半は講師演奏。
私の作品演奏発表として、3月に「こどもたちへ」で初演、楽譜が発売されたばかりの自作連弾曲「月夜の森」を演奏しました。
そして最後は今回のゲスト、ヴァイオリニストの山本聖子さんとのミニコンサートです。
山本さんには、クイズにちなんで、ヴァイオリンの名曲の金メダルも演奏していただきました。
山本さんはバッハの「G線上のアリア」を金メダルに選んでくださいましたよ。(バッハはドイツの出身です!ということで、ドイツが一番金メダルが多かったです)
そして、みんな大好きな「ホール・ニュー・ワールド」、最後は「チャールダーシュ」の迫力ある演奏で無事コンサートを終えることが出来ました。
美しいヴァイオリンの音色にうっとりした時間でしたね。
今回コロナで出演を見合わせた方や、出演を迷った方もいたのですが、出演者からは「コロナでもやってよかった」「こういう時期に演奏会ができて幸せだ」という声をいただき、本当に嬉しく思いました。
そして、何事もなく演奏会を終えることができ、心から安堵しています。
教室や関係者の皆様のご協力とご理解に心より感謝しています。
次の主催コンサートの時は、コロナが終息していることを願って止みません。