目黒区教育委員会の放課後フリークラブで行なっている目黒区立月光原小学校での「月光原あそび塾 」で、昨年9月から月1回講座を行なってきた「キッズ作曲家になろう」は、半年間の講座スケジュールを予定通り終え、あとは「ふれあい雪まつり」での作曲作品の発表を残すのみとなりました。
講座としては、本日が最後。
今日の講座は学校の体育館をお借りし、本番前最後のリハーサルを行ないました。
本日は学校が午前授業だったようで、いつもより早めの時間のスタートでした。
校庭を横切って体育館に急いでいると、どこからともなく聞き覚えのある鍵盤ハーモニカのメロディが・・・
みんな、キッズたちは自主的に練習しているみたいですね
「この曲、毎日学校内のどこかで誰かが弾いてますよ。もう曲が耳にこびりついちゃって・・・」
と、「月光原あそび塾」のスタッフのお母さんたち。
へえ、みんなそんなに練習してくれてたんだ・・・
と、感心しながら体育館に到着しました。
本日は恒例のクイズなどは一切行なわず、早速練習に取り掛かりました。
まずは合わせてみたのですが・・・・・
あまりの上達にビックリ。感激して涙が出そうになりました。本当に。
2週間前よりも ずっとずっと上手になっていました。
2週間前、リズムがずれてしまっていたジャンベもしっかり私の指揮を見て一生懸命合わせていました。
小学校低学年ではとても難しいであろう鍵盤ハーモニカのメロディも、しっかり遅れずに演奏できています。
学校の音楽の授業の教材より遥かに難しいのに、どうやってやったの?と驚いたのですが、これは子どもたちとお母さんたちの熱意とパワーなのでしょう。
ジャンベは、メトロノームを聞きながらこの2週間ひたすら叩く練習したんだそうです。
鍵盤ハーモニカは、休み時間や放課後、家でも自主的に歌いながら練習したのだとか。
「自分達で作った自分たちの曲なんだ」ということが、子どもにとっては本当に誇りみたいで、強制しなくても練習するんですよね。
と、スタッフのお母さんの1人がおっしゃっていた言葉が印象的でした。
自分たちが栽培した野菜なら、嫌いな野菜も食べられるように、音楽もそうなのかもしれません。
だからこそ、多くの音楽の先生方が子どものモチベーションを上げるため、音楽会では「子どもが大好きな曲」を演奏させるのですが、単純に子どもの好みに寄るのではなく、自作の曲を自分たちの手で初演する、ということは、もしかしたら音楽会の選曲の新たな選択肢かもしれませんね。
私としても、今日の子どもたちの態度には、とても考えさせられるものがありました。
私も指揮をしているので、写真が撮れないのですが、休憩時間中の1コマをかろうじて撮影・・・。
今週の土曜日に迫る本番を楽しみにしていてください!
ふれあい雪まつり 2016
日時:2016年1月30日(土)10:00-
場所:目黒区立月光原小学校 体育館 (東京都目黒区目黒本町4-15-3/東急目黒線「西小山」駅、「武蔵小山」駅、東急東横線「学芸大学」駅より徒歩15分)
一般参加:無料
主催:月光原小学校PTA、月光原地区住民会議
※いまのところ天気予報は雨ですが、雨天決行です!!