tree


有楽町駅前のクリスマスツリー。

今年は、イルミネーションだけでオーナメントのないツリーが目につく。雑踏の中で、一人で見上げるツリーは美しいと思う前に、とても虚しい気持ちになる。行き交う人達と僕は何の接点もなく、立ち止まって写真をカメラを構えていてもお構いなし。どんどんカメラの前を横切っていく。みんな急いでいるのだろうし、そんな所に立ち止まっているこちらこそ、邪魔者なのだろうが、もう少し気遣いがあってもいいのではないかと、余計に孤独感が増す。このツリーは、数秒毎に少しずつ色を変え、グリーンの濃淡からブルーがかった白、そして赤に変化するのだが、なぜか、なかなか赤にならない。赤いイルミネーションの写真を撮りたかったが、赤になった瞬間、数人がカメラの前を横切ったので、シャッターを押せなかった。
次の赤までしばらく待っていたが、何人にも「邪魔だよ顔」をされたので、その場を離れた。少し離れた場所でアングルを探したが、好みの絵にならず、その間もガードマンがツリーの真ん前に立つなどして、我慢が出来ずに帰ってきた。

普段一人で街を歩いていても寂しさを感じたことはないのに、なんだか、一人でいるのがとても寂しかった。
クリスマスのせいかな・・・。


rekisen


昼過ぎに家を出て春日へ向かった。
老母の介護保険の更新をするため、区役所へ行ったのだ。

いつもなら東大の構内を抜けて歩くのだが、今日は時間の関係でバスに乗ることにした。ところが、こちらがバス停へ着く寸前にバスは走り去って行った。出かける前にジーンズを乾燥機へ入れたりしなければ、間に合ったのに!と悔したがっても、後の祭り。春日を通るバスは30分に1本しか来ない。仕方なく、続いてやって来た早稲田行きのバスに乗り、千石で下車。地下鉄に乗り換えて春日まで2駅という、なんとも面倒な区役所行きになった。
文京区の区役所は「文京シビックセンター」という小洒落た名前の、大袈裟なビルだ。多分、東京都庁に影響されて造られたと思うが、実にご立派な建造物になっている。誰が見ても税金の無駄遣い、不必要な規模の建物だ。
用事を済ませ、トイレに寄る。明るく大きな窓から下を覗くと礫川公園が見えた。「礫川」と書いてレキセンと読む。小さいけれど凝った造りで、好きな公園のひとつだが、俯瞰で見たことがなかったので、楽しかった。不要なビルの上層階から見る景色に、「ほぉ~」と思ってしまったのが、これまた、ちょっぴり悔しかった。

ekiben

気になる駅弁がある。

ほぼ週に一度のペースで外房へ出かける。秋葉原から中央・総武線で錦糸町へ出て、総武線の快速に乗り換えて千葉へ。千葉から外房線に乗り換えて、目的地まで1時間半近くかかる。運が良ければ、錦糸町で外房線直通の快速電車に乗れるのだが、本数が少ないので、まず当たることはない。
この2年で乗れたのは一度だけだ。時刻表を調べてその時間に合わせればいいのだろうが、こちらも東京を出る時間が定まらない。出たとこ勝負で、来た電車を利用するしかないのだ。
外房線は千葉駅の6番線ホームに来る。同じホームの5番線は内房線。最初は外房線と内房線の区別がつかず、何度も間違えて乗ってしまった。間違えて内房線に乗ると、途中で外房線に乗り換えることが出来ず、千葉まで戻らねばならないのだ。
この5番線と6番線の発着するホームに、駅弁を売る店がある。初めて見た時から、とても気になっている。都内では見られない光景なので、なんだか旅をしているような気がして、気になるのだ。しかも、季節によって限定の弁当が並んだりするから、ワクワクする。昔から駅弁が好きなので、一度買ってみたいのだが、この売店で弁当を買っている人を見たことがない。果たして商売になるのだろうかと心配になるほどだ。

潮干狩り弁当、760円が、今、とても気になっている。