映画『スター・ウォーズ』で語られる「フォース」も愛である。
イエス(キリスト)が語った「神の愛」と、マスター・ヨーダがジェダイに教えた「フォース」には共通するものが多い。
どちらも、それを疑う心を持たずに信じること、そして、それと共に在ることが重要なのだとその教えを説く。
フォースにはダークサイドという暗黒面がある。
その暗黒面はヨーダが語ったように、見つけにくいものであり、気づかずに堕ちやすいものでもある。
恋愛に例えるならば、最初は相手を思いやるなどの純粋な愛だったものが、気づかぬうちに心が嫉妬や束縛、愛憎などに支配されてくると、それらは苦しみをもたらすものとなる。
これは愛の暗黒面と言えるのではないだろうか。
映画『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』フォースの特訓
人間にも内在する光と闇にバランスをもたらすフォース。
その教えは、悟りを開いたブッダが説いた「中道」と通じるものがあるのではないかと思う。
フォースには、無欲を司る光明面と、私欲を司る暗黒面がある。
ブッダは、苦しみの原因は恐れや我欲であると説いている。
映画『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』レイとフォース
イエスは第一の教えとして「神を愛し、自分を愛するように隣人を愛しなさい」と世に伝道した。
内在する神性を信じ、自他共にバランスのとれた愛の道。
それが内に秘めた愛のエネルギーを目覚めさせる。
映画『スター・ウォーズ』での「フォースと共にあらんことを」の言葉は、その道を意味しているのではないかと思う。
この映画が多くの人の心に響くのは、いにしえの教えと共通する真理がこの物語の中で語られているからなのでしょうね。
では、May the Force be with you.
今回の曲は、ケルティック・ウーマンがカヴァーした歌で、名曲の『ユー・レイズ・ミー・アップ』。
「あなた=フォース」 に思える、歌詞の翻訳付き動画です。
You Raise Me Up / Celtic Woman