映画『5パーセントの奇跡 〜嘘から始まる素敵な人生〜』 | 宇宙の限りなき優しさの中で

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今回は、初鑑賞映画の中で好きだった作品のご紹介。

実話を映画化した作品ということで、WOWOWでの吹替版放送を観た『5パーセントの奇跡 〜嘘から始まる素敵な人生〜』。

その物語のオープニングに登場するのが、主人公の次の言葉。


  ブッダって人の本に、こんなことが書いてあった。

  「幸福への道は無い。歩みこそ幸福だ」

  今の僕には大いに頷ける。

  でも歩み始めたときには、
  ここまで険しい道になるとは思ってなかった。




この物語は、視覚の95%を失ったことを隠して一流ホテルの研修を受けるチャンスを得た主人公が、夢の実現に向けて奮闘する姿を、ユーモアを交えて描かれたヒューマンドラマ。



映画『5パーセントの奇跡 〜嘘から始まる素敵な人生〜』予告編



2017年のドイツ作品で、監督はマルク・ローテムン。

主人公のサリヤ(サリー)をコスティア・ウルマン、彼と助け合う研修生仲間のマックスをヤコブ・マッチェンツが演じている。


知ってる俳優さんが出演してなかったので、あまり期待せずに観ていたら、仲間が助け合う姿に胸がジーンとなる物語でした。

真面目で真剣なサリヤと、ちょっと不真面目なマックス、
その対照的な二人の心温まる友情がとってもよかったです。




一流ホテルで働くという夢を全力で目指したサリヤ。

プロの厳しさの中で垣間見る人の優しさが心に響いてくる。

物語の最後にサリヤは次のように言います。


  諺によると、
  「早く行きたいなら、一人で行け。
  遠くまで行きたいなら、いい仲間と一緒に行け」

  僕はいつだって遠くまで行きたい。




サリヤが多くの困難と向き合う研修を通して選んだ道とは…

「人は一人で生きているのではない」

そのことを物語を通して教えてくれる感動作でした。





では今回の曲は、今回紹介の映画のオープニング曲で、
マーク・ロビラードの歌で『Time With You』。


Time With You / Marc Robillard