前回、瞬間的に体調不良が消えた話をしましたが、同じようなことが起きた人生での出来事を2つ思い出したので体験談を。
まずは、20代前半でのこと。
締め切りがある仕事で連日遅くまで働いていたある日、
疲れきった体で、深夜帰宅の運転中での出来事。
もう少しで自宅に到着するところで、それは起きた。
体も精神もとてもキツかったが、あと少しで家に着き横になって休息できると、残った気力で運転していたのだと思う。
突然、急激に体調が悪くなり意識を失う感じがして、
一瞬「死ぬのか」という思いが頭をよぎった。
反射的に「ばあちゃん、オレまだ死にたくねー!」と叫んだ。
その時、それは一瞬で起きた。
体のキツさが完全に消えたのだ。
消えただけではなく、パワーに満ち元気になった。
それは本当に一瞬の出来事だった。
自分の体に何が起きたのかまったくわからなかった。
なぜあの時、祖母に呼びかけたのだろうか…。
共に生活した家族で亡くなっていたのは祖母だけだったから、
守護霊として守ってくれていると思ったのかもしれない。
わからないが、きっとそうなのだろうと思う。
とにかく一瞬で体調が変化したのは事実だ。
私は、祖母が助けてくれたのだと信じ感謝した。
自分の人生に七不思議があるとするなら、
この出来事はそのひとつと言ってもいい体験だった。
もうひとつは、40歳の頃の出来事。
元旦の初日の出のイベント撮影の前日の大晦日。
その日の夜から出勤しなくてはならなかったのだが、
風邪をひき体調が悪く、昼頃に38度5分〜39度の熱があった。
仕事を急遽替わってもらえる人も思い当たらず、こう祈った。
「神様、お願いです。今夜の仕事に行かないと仲間に迷惑がかかります。今夜だけでいいですので治してください。その仕事が済んだら、そのあとは何日寝込んでも構いません」と。
祈ったあと、2〜3時間くらい寝たと思う。
目が覚めると、体調よく感じたので熱を測ったら平熱だった。
風邪の症状もまったく無く、普通の体調に戻っていて驚いた。
そんな風邪の治り方は、人生でその時だけ。
神様に感謝し、その後は何の不調も無く仕事ができた。
機材持って走ることも、丘を登ることも、何の問題もなく。
そして仕事を無事に終えて、家に帰って寝たが、神様と約束していたので、寝込むことになるかもしれないと思っていた。
しかしそれも無く、まったく元気なままだった。
そのことも、神様に感謝した。
人間の体には、まだ未知の能力があるのかもしれない。
または、見守る存在たちが起こした奇跡なのかも。
今なら、そうも思える。
「叫び」と「祈り」で、私の願いを叶えてくれた。
ひとつは車の中で、もうひとつは寝込むベッドの上。
そういった体験があるからなのだろう、
特定の宗教や場所、形式などへのこだわりがない。
その後の学びの中で、私はこう思う。
神様はそんなことで差別などする存在ではない。
信じるとするなら、まず最初は「内なる神」から。
「自分を愛する」ということは、そのことだと思います。
でも、自分を愛するだけでは「欲」かもしれない。
その愛を他者と分かち合ったとき、自身に愛があると気づく。
与えたときに「愛」と知る、私はそう思います。
今回の曲は、大好きだったとても懐かしい曲で、
カーペンターズの『イエスタデイ・ワンス・モア』。
今回も、和訳字幕付きの動画です。
Yesterday Once More / Carpenters