バイロン・ケイティ『タオを生きる』81の言葉より
大地はただ気づかれないまま、無条件に与える。
相手を裁いた瞬間、自分自身が同じことをしている。
あなたが必要としている教育は、すでにあなたの中にある。
あなた自身以外にあなたを導く人はいない。
今回は、臨死体験でイエスと守護天使たちに出会ったハワード・ストームさんの著書『臨死 そして与えられた２度目の人生』の第８章「人間とは何か？」の中から、この世での自由意志と死後の世界の関係についての話を一部抜粋して紹介します。
神の愛は、私たちがやりたいと思うことは、
どんなこともさせてくださる。
私たちの行動は、神に喜びを与えることもできるし、
神を傷つけることもできる。
神は私たちを見守り愛し、敬虔な人として生きるように色々なかたちで影響を与えようとされておられるが、神が私たちを支配することは無い。
もちろん支配しようと思えばできるのだが、自分たちの蒔いた種の刈り取りをさせることも神の愛であり、ご性質でもあるのだ。
神の正義では、私たち全員がこの世と死後の世界において、
自分が蒔いた種の結果を刈り取るようになっている。
ある人たちは、神のこの上ない祝福に向かって歩んでおり、
またある人たちは、苦しみに向かって歩んでいる。
この世では祝福と苦しみを混ぜることができるが、
死後の世界では天国と地獄はまったく分離されたものなのだ。
イエスと天使たちは、神は誰にも苦しみの地には行ってほしくないのだ、と私に言った。
でも、なぜ人は地獄を選ぶのだろうか？
なぜ人々はこの地上の人生を地獄のようにしてしまうのか？
なぜ人々は神を拒絶するのだろう？
なぜ人は憎しみ合うのだろうか？
その答えは､「そうすることができるから」である。
神は私たちに、
神のように物事を創造したり破壊したりする力を与えた。
私たちが聖人にも悪魔のようにもなれる大いなる力を、
神は私たちに与えたのだ。
私たちが選んだ生き方で望む者になれるように、
神は私たちを備えられたのだ。
私たちが「善悪の違いがわからない」と言い訳することは許されない、と私の聖なる教師たちは明言した。
違いを知ることができる十分な霊的な洞察力は、すべての人に与えられているのに、私たちには自分を正当化して、自らをも欺く能力も同時に限りなく備わっている。
悪事を良いものだと主張し、良いことも悪いこととしてしまうのだが、心の中では何が良いもので悪いものか、実はわかっているのだ。
神は人が欺くことができるお方ではない。
私たちの歩んできた人生そのものが裁判官となり、
死後の運命は自分たちで作り出しているのだ。
この世を去って永遠の世界に入ってから何が起こるかは、
その人と神のみぞ知ることである。
私たちは皆、心の奥底で、死後はどこに行くかを実は知っており、自分の運命を変えるにはどうすべきかを知っている。
私たちは、喜んで自ら変わろうとしているだろうか？
本からの抜粋は以上です。
死後の世界での「天国と地獄」という表現については、人それぞれでいろんな意見があると思いますが、私の感覚では「自らが地上で選択した在り方を映し出す世界」と解釈しています。
あと、私は「刈り取りが神の愛である」の実体験があります。
「知っている」といえば、物質世界で築き上げたものは何ひとつ次の世界に持っていけないことは知っていますよね？
この本のメッセージは、欲望でそれを満たす努力をするよりも、
愛を選択する努力をしたほうがいいと教えてくれています。
「そういう世界は空想だ」と思う方も、自由選択なのでOK。
そう言いつつ神社にお参りとか行ってたりしてません？
そして何かを得る頼み事だけしちゃったりしてません？
この人生は「私が築き上げたものだ」と主張したくなったら、
その頑張る体は「与えられたもの」だと気づいてください。
誰から？ 両親から？ その両親は誰から？
ずーっと延々にさかのぼっていくと、いったい何から？
そう思うと、きっと、与えてくれた存在に感謝しますよ。
この本を読んで…
人生は期間が限られており、自分が思うよりも短いもの。
次に行く世界は、時間が存在せず永遠に感じられる場所。
どちらの世界での喜びを優先するかは、今の人生での選択次第。
人生では災害や事故などの予期せぬ出来事も起こり得るので、
その選択を意識して毎日を丁寧に過ごしたいと思います。
この本の中では、今の水瓶座の時代にとても重要なメッセージが語られていると思うので、数回に分けて紹介します。
今回の曲は、バイオリン演奏による映画『タイタニック』の主題曲でもある『マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン』です。
My Heart Will Go On / Taylor Davis