最近、洋服の事でアドバイスを受ける事がありました。

特に子供が生まれてからは機能重視で、お洒落する事には無頓着になりました。

今でこそ、ベビーカーのまま電車やバスに乗っても大丈夫な時代ですが、私が子育て中は、前には子どもを抱っこ、背中にはリュック、更にベビーカーは畳んで持っての移動が当たり前の時代だったので、冬でも汗だくになりながらの移動には、簡素な服装とスニーカーが一番楽でしたし、その姿だと気楽に身軽に動けるので、火星座が強い私的には、満足でした。

 

でも、お洒落してベビーカーを押している女性を見ると、同じ状態で方や育児で疲れ切ってる私と、方や子供がいても変わらず女性の可愛らしさを保っているこの違いは何なんだろうと、不思議でならなかったし、変な恨みすら感じていました。

今でこそ、それは意識の違いだったり、自分自身への興味や研究心、そして可愛く保つ為の努力だと分かりますが、当時の私は、シングルマザーのような生活をしていたので、自分が置かれている状況ではしょうがないと人のせいにもしていました。

 

ですが、走り回る子育ても一段落して、いざ、お洒落してみようかと思った時には、すでにスニーカーに慣れた足は横幅も広がり、もはやパンプスを履けない足になり、服装の楽さを覚えてしまったら、フリフリしたレースが付いてるのは邪魔だとか、花柄は気恥ずかしいとか、フェミニンな装いは最も苦手ファッションになっていました。

 

更に、元々、お尻から太ももにかけては立派だったものが、産後にもっと逞しくなり、里帰りの度に、母から

「あんたそのお腹どしたん?」と笑われたり

「食べ過ぎじゃない?ちょっとは痩せたら?」

等々、言われる度に傷付いては、もうどうでもいいわと拗ねて、お洒落する事からは遠ざかっていました。(今はそんな事では傷付かないですよ。)

姉がスラッとして綺麗だったのもあり、何を着ても似合うのを見ていると、同じ姉妹なのに不公平だとか、そんな事を思っては、気付かないうちに自己価値をどんどん下げ、女性性をも軽視する状態にまでなっていました。

 

ところです。

先日、お洋服を沢山頂く機会がありました。

そこには、私が絶対に買わない花柄の洋服や、ちょっとセクシーだったり、メルヘンチックだったりと、中には嫌悪感を感じる物までありました。(これは私の問題です)

でも、とにかく言われるままに、着てみたのです。

意外と似合うのです。

自分でもびっくりでした。

すごく嫌悪感を抱いた服も、なぜか似合ってるのです。

小さな花柄のワンピースは、絶対似合わないと思ってたし、私が着るとダサいと思っていましたが、それも似合ってて、目から鱗でした。

嫌悪感も、似合わないとの思い込みも記憶なので、そこはクリーニングできる部分ですが、鏡に映った自分を見て、衝撃が走りました。

気恥ずかしさは満載でしたが、でも確実に内側は喜んでいました。

食わず嫌い状態だったんだ。。。

それを確認しました。

 

自分が女性であることに嫌悪感を抱いてた時期に、受け入れられなかったピンク色が、ここ数年、手帳やお財布などの小物からスタートして持つようになり、やっと抵抗感が無くなり、洋服にもピンク色を取り入れられるようになったのですが、どうもそれは序章のようで、本編は花柄のようです。

 

先日作製したウニヒピリの洋服も、花柄です。

小さな花柄にだけ、歓喜の反応をしたウニヒピリ。

私の好きな、ハワイ調の柄でもなく、可愛い花柄を渇望していたようでした。

最も苦手だと思っていたのが花柄なんですけどね。

 

自分に似合う服を勘違いもしてたけど、ますは、自分に興味がなかったのだと感じます。他人にも興味が湧かないけど、根本は自分だったのですね。

そして、本当の意味で、自分を喜ばす事はできてなかったんだなーと感じます。

昨日は半年ぶりの検診だったので、ただでさえテンションが下がる検診を、今回は楽しもうと思い、頂いた花柄のワンピースを着て、小さな真珠のネックレスも付けて行きました。

不思議と、それだけで歩くのが楽しくなり、病院の先生や受付の方、デパートの店員さんとの会話までもがにこやかになり、自分がご機嫌だと、周りも平和になる事を感じました。

この波動が、大切なんだと感じます。

 

しかも、動くとひらひらと動くスカートの裾が可愛くて、それを見てるだけで、スキップしたくなるような高揚感をも感じました。

私って、こんな感じも好きだったんだーっと、びっくりしてます。

女性は、いくつになっても、少女のような可憐さや可愛らしさを求めるのかも知れませんね。

もうお亡くなりになってますが、「うちのおとーちゃんが」のセリフで有名な大屋政子さんも可愛かったですね~。

ありえないほどのミニスカートの姿は強烈でしたが、私は大好きでした。

彼女も大阪の方ですから、大先輩を見習いつつ、もう言い訳は止めて、私ももっと自分に興味を持って、自分を愛でて行こうと思います。

花柄の生地を手に取った瞬間の歓喜の声は、自分が喜んだ声ですから、あの瞬間の閃光が走った感覚に繋がりながら。

 

ちなみに今日は、写真のワンピース。

部屋着からチェンジです。

 

 

頂いたお洋服の一部。

すごいお花、お花、お花!!!!

 

紅白で感動した氷川きよしさん。

私も限界突破ですわ

おほほほ