4月の中旬に「Strawberry Linux」なる所で、ガイガーカウンターキットを購入した。

半田ごてを片手に組み立ててから、
都内の自宅マンションや、北関東にある実家周囲の放射線量計測を実施してみた。

その結果、実家周囲の線量が都内より2~3倍高値を示している事が分かった…

特に畑などの土が多い場所では著名で、
「この畑で収穫したのは食いたくないいなぁ…」と思う程である。

で、昨日(2011年6月5日)の休日は実家で過ごしていたので、愛犬にGM管(ガイガー管)を装着し犬の散歩がてら近所を流れる利根川へ。

まぁ、プロの研究者や技術者などの計測に比べたら測定値の信憑性は低いと思うけど、
測定結果を一応貼っておいて、自分への備忘録にしたいと思う。

まず散歩コース。
往復約5kmを1時間掛けて歩いた。途中、運動公園に立ち寄ったりもした。
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そんで、こんな感じでGM管を装着。
ワン子も何をされているのか分からない様子。
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この撮影した運動公園では、近所の子ども達が楽しそうに遊んでいた。
ちなみに、この辺の線量は約40~50CPM(約0.35~0.45μSv)だった…
ちょっと高い様な気がするな。
僕の愛犬は比較的大きいので、子ども目線には丁度いいと思うけど。

最終結果がこれ。
利根川散歩コースのアベレージは35CPM(0.3μSv)位かな?
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自宅マンション近くにある、某都立公園の3倍位はある感じだな。
あんまり近づくのはヤメとくかな…
僕は、原発反対論者なんだ。
今回の福島第一原発事故を経験し再認識した。

25年前のある日、高校生だった僕は、友人のオートバイに二人乗りをし茨城県の東海村を目指した。
当時、高速道路は自動二輪車の二人乗りを認めていなかったので、ひたすら国道6号線を北上し、走り、進んでいった。

その直前、僕は旧ソビエト連邦で発生した原発事故の報道に釘付けとなった。
北欧諸国が中心となり、空気中の放射線量や気象予想、子どもたちへのヨード剤配布などが連日連夜報道された。
当時の日本政府や報道機関などは旧ソビエト連邦の隠蔽体質を強く批判し、自国の原子力発電所については安全性をアピールした。

我が国では絶対に起こり得ない事故であると…

僕がアルバイトをしていた大手スーパーの食品売り場では、乳製品を中心にヨーロッパ産が消えた。
食品輸入検査のセキュリティーも上げると政府高官が言った。

僕は目に見えない放射能という物に対し恐怖を感じると同時に、大気中に放出された放射性物質は地球を周回し、そのうち日本にもやって来るんだろうと考えた。
そんな漠然とした考えを抱いてたら、東京でもヨウ素131が検出されたと政府発表があった。

”地球なんてちっちゃいな”そう感じた。
人間という生き物を基準に地球という惑星のスケールを考えた場合、ものすごく大きく感じるかもしれない。
しかし、気象や気候、電波や光なんかを基準に地球の大きさを考えた場合、ちっぽけな惑星なのだろう。

原子力発電の産物である放射性同位元素についても、おんなじ様な事が言えると思う。
放射性同位元素で半減期が長いものは何万年にもなるという。地球生誕からの時間を考えると、ほんの少しかもしれない。
だけど、人間という生き物の寿命はいいとこ100年だ。放射性同位元素の寿命である数万年と比べると比較にならない。あまりにも時間軸が違いすぎる。

原発を推進してきた物理学者は、神にでもなった気分なのだろうか?神に近づこうとしているのだろうか?
キリストだっていいとこ2000年、天照大神だって数千年だろう。
自分が推進した理論や技術に対して責任を持とうとするならば、神をも超越しなくてはならない。
今回の福島第一事故の完全収束を見届けられる原発推進論者は何人いるのであろう。
みんな命を全うし、土に、空気に、水に、戻っているだろう。

この様な無責任な行為は、神を産んだであろう宇宙や時間、自然に対する冒涜だと僕は考える。



25年前のある日、広瀬隆氏著の”東京に原発を”を読んだ。
25年後のある日、彼の書いた通りのストーリーが僕の前で繰り広げられた。


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25年前のある日、高校生だった僕は東海村で叫んだ、”東京に原発を”、”原発いらない”と
25年後のある日、40歳を過ぎた僕は東京の真ん中で叫んだ、”東京に原発を”、”原発いらない”と
二十代のある日、僕が勤務する病院の昼下がり、心肺停止の患者さんが搬送された。

歳の頃は40代後半の女性。
救急隊の蘇生開始から経過時間がしばらく過ぎていため、PCPS(人工心肺)の出番は無く、僕はその場に立ち様子を伺っていた。

家族、親近者、知人、誰も訪れること無く、その人は、この世から去った。
蘇生処置は数分で終わった。

数十分後、その人の娘さんがICUに入って来た。

「お母さん、お母さん、」という何度もの叫びがICUに轟いた。
セデーションをしている他の患者さんも覚醒するかもしれない叫び声だった。

いつもの飲み仲間の主事医が、
「最善は尽くしたが、救う事は出来なかった」と言う。

娘さんは「助けて下さい、助けて下さい、と叫ぶ」
「心臓マッサージやめないで下さい」と泣きながら訴える。

飲み仲間の医師が言う。
「もう救命は困難です」と。

突然、娘が母の体に馬乗りになり、心臓マッサージを行う。
泣きながら、一生懸命。

僕は、この患者さんと娘さんが、この日の朝に交わした会話や光景を知らない。

もしかしたら、ケンカして学校に行ったのかも知れない。
もしかしたら、おいしいお弁当を作ってくれたのかも知れない。
もしかしたら、何気ない朝だったのかも知れない、

だけど僕は、君が、お母さんを救命(たすける)ために、一生懸命、頑張って何分も心臓マッサージをした事をおぼえています。
頑張って、大好きなお母さんを救うために、泣いた事を。

僕は、死ぬまで忘れません。

ありがとう。
僕に、臨床経験、人生経験を与えてくれて。


疲れているのかもしれません。
最近、過去に経験した、このようなエピソードを思い出すことが多いです。
この一ヶ月間、いや一年間は、いったいなんだったんだ。

確か、このブログを前回更新したのは昨年(2010年)の7月だったな。
Y's cupという自動車の草レースに真夏の暑い中、観戦に行ったのを記事にしたのが最後だと思う。

それから約九ヶ月の月日が過ぎ、
いま、僕の勤務する老人病院の窓には、満開を少し過ぎたばかりのサクラが、花を散らせながら初夏の躍動へとエネルギーを充電している。

もう、このブログの更新、自分への日記帳を書く事は辞めようと思い昨年から放置していたんだけど、
この数ヶ月間、直近の数週間の出来事や社会変貌は、40歳を過ぎた僕の心境、心理状態に不可逆的変化をもたらすには十分過ぎるものであった。

震災、原発、放射性物質拡散。
これらの出来事は、僕の心理状態を蝕み、廃人寸前まで追い込んだ。
もう、ちっちゃな事がバカバカしく思えてならない。
まるで心臓外科の仕事に携わっていた頃の末期、人間として腐りきっていた頃の様だ。
どうでもいいことが、この街中に溢れて吹き溜まりの様に感じてならない。

昨年、入職して来た新人に教えた事、サイトカイン、フリーラジカル、酸塩基平衡、12誘導心電図、心内心電図、プレゼンテーション、何もかもが無意味に思えてならない。
病院、医療機関という狭い世界、狭い空間から飛び出してしまうと、こんな知識や技術なんて生きて行く上で全く必要無い。
毎日、毎日、そう感じる。

僕は、北関東の農村の出身で、いまも実家には年老いた母とその愛犬が寄り添って生活している。
実家には小さいながらも畑もあり、そこでは毎年、毎年、収穫という自然の恵みがあり、四季を感じ、ささやかに喜び、楽しみ生きていた。

しかし、これからは無い。
目に見えない、ラジエーションという悪魔が全てを奪い去った。
近隣で農業を生業にしている人は落胆の毎日であろう。葉ものが出荷自粛とのことだ。
その場凌ぎの暫定基準値を超えたらしい。

農薬や化学肥料を使用せず、釣って来た魚や生ゴミをコンポストの中に入れ、それを畑で耕し、育み、収穫を楽しんで来た、年老いた母と、その横で見守って来た愛犬の生き様は、いとも簡単に奪い取られた。

実家の建物が傾いたり、屋根瓦が落ちるなんて事は、労力やカネが解決してくれる。
だけど、汚された土地は解決できないし、取り返す事が出来ない。

この起きてしまった現実に対し、誰も責任を取ることは出来ないだろう。
今回、僕らの周囲に降り注いだ魔物は、半減期が数十年から数万年に至という。
人間の短い命では、とうてい勝てやしない。
そもそも時間軸が違うんだから。

人間は、地球上に太陽を作ろうとしているのか?
それともブラックホールを作ろうとしているのか?

それは神(自然)に対する冒涜以外の何者でもない。

少なくとも僕は、自分の人生の残された時間、生きられるであろう時間の中で責任を持って、生きたいと強く思う。
自分の生き方に盲目にならないで。



少し疲れているかもしれません…
7月25日(日)は、Y's-CUPを観戦しに宇都宮に!!

久しぶりの観戦だったけど、楽しかったな

まさに夏のイベントって感じ、4時間の耐久レースだもんね
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ジャマイカから来日したレゲエシンガーが「start your engine」の声で一斉にビートルのエンジンがスタートし、水平対向エンジンから心地よい音色が出る。
ホント感動もんだな…

来年はオイラも愛車と一緒に参戦するかな(^^;
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