みなさま、お久しぶりです。
数秘リーダーのtomokoです。
前回の記事から、半年以上のご無沙汰です。
2月頃からコロナの気配がしのび寄ってきて、
3月~5月のステイホーム、緊急事態宣言…
解除後も、東京など首都圏を中心に第2波と思われる現状に。
このコロナ禍で、様々な状況の方が混在していると思うのですが、ご無事でしょうか。
心身の体調を崩された方、お仕事が苦しい局面を迎えている方もいらっしゃると思います。
お見舞い申し上げます。
千葉公園の大賀ハス
雨上がりのまぶしい早朝、美しい姿を写真に留めることができました
Photo by tomoko
個人的な私の人生にも大きく変容がありました。
やっとパソコンを開いて、文章を書く気持ちになれたので、ご報告させてください。
実は、4月半ばに、世田谷のサロンを整理して、千葉の実家に転居しました。
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今年のお正月に実家に帰省した時です。
父が天に旅立って以来4年、それまで元気だった独居の母の様子がおかしく、
「お雑煮の作り方がわからない」と戸惑っていたのです。
その後も、レンジの使い方がわからない、エアコンの切り方がわからない、
着替えもお風呂も面倒でしんどい、歩くのも筋力が衰えてままならない、
曜日も、昼夜も、大切な用事の日付も混乱している傾向が現れました。
いよいよ、母を全面的にサポートする局面が来たな…と。
今年初めから私も腹をくくり、東京生活に区切りをつけて、
春ごろには引っ越しをしなければと準備が始まりました。
準備中も、ちょくちょく実家に帰って、母のサポートをしていました。
そんな中、コロナの気配がしのび寄ってきたのです。
85歳と高齢の母ですから、私がウィルスを運んではいけないと、
対面のお仕事は、ほとんど休止に。
そんなギリギリの準備を経て、
4月半ば、大雨の夕方、引っ越ししました。
★★★★★★
15年ぶりの実家。
認知の不安定な母との2人ぐらし。
引っ越し翌日から、家事全般は私が担当することに。
母は食が極端に細くなっていて、あまり食べてくれないので試行錯誤の日々。
私も更年期で、年始頃からとても体調が悪く、
夜になると全身が固まって、痛くて動かなくなるので、
自分の不自由な身体との付き合いも始まって。
そんな中でのGW。
★★★★★★
5月3日から母が発熱したのです。
連日7度5分を行ったり来たり。
コロナ禍でもあり、感染の可能性もあったので、
相談センターに電話もしました。
喉も頭も、呼吸も苦しくないというの母の状態に、
リスクをとってまで病院に連れていくことも躊躇され…
毎日緊張した中、24時間体制の看護で
私も張りつめて、疲れから発熱したりして。
GW明けすぐに、近隣に住む姉と一緒に母をかかりつけの病院に連れていきました。
かかりつけ医では、完全なる誤診で、
「お腹にたまったガス」のせいだと、抗生物質を処方されましたが、
そのお薬さえ吐いてしまうので、緊急に大きな病院を紹介してもらいました。
大きな病院で診てもらうと、胃の中の悪性の腫瘍、
「即入院」「この病院で命を終えるだろう」とのその場での診断。
突然の宣告に、頭が真っ白に。
コロナでもガンでもなく、
100万人に1人というような、珍しい症例で、GISTという聞きなれない病気。
痛みも不具合もあまりなく進行し、健康診断などでも数値が上がってこず、
見つかったときは、ほぼ末期だということを主治医から説明されました。
母の命の期限はもうそこまできていたのです。
コロナ禍で面会も許されず、おむつなどの差し入れに行っても
3メートル以上離れて手を振りあうだけ。切なかった…
★★★★★★
入院して2週間。
5月28日深夜に母はひっそりと他界しました。
個室に入れて、明日から友人や孫たちと対面させて
せめてお別れを言う時間を持とうとした矢先でした。
病院から深夜に連絡を受けて駆けつけましたが、
息を引き取る瞬間には間に合いませんでした。
★★★★★★
緊急事態解除の直後で、幸い5月30日に小さなお別れ会を開くことができました。
親類や、母の長年の友人たちが集って下さり、ほのぼのとよい会でした。
四十九日も経ち、先日7月15日に納骨も済ませました。
亡くなった後も、まだまだ色々なことが山のようにありますが、
私もこのショックから立ち直って、再生へと動いていく流れの中にあります。
★★★★★★
この世に生を受けた私たち。
生を受けるその瞬間には、父がいて、母がいる。
両親をどう看取るか、というのは、誰もが直面するテーマです。
私も含め、特に50代~60代を迎えた人たちにとって、
70代~90代の高齢の親を持つ以上、避けられないこと。
もちろん、生前から死後に渡って、親との関係性のトラウマを
どう乗り越え、解消するか、というのも大きな課題でもあります。
私は数秘を通して、人生を読む仕事に長年携わってきましたが、
これから益々、「人生の仕組み」を見つめる目が大切になってくると痛感しています。
世の中も転換期であまりに混沌としていますので、自分を見失わないためにも。
そして実際、両親の死や、更年期、仕事の再構築、関係性の変化など、
変容していく人生の中で指針やヒントとなるメッセージは必要だと思うのです。
直観をサポートする、数秘やタロットというツールは使いますが、
自分の通ってきた経験や、沢山の方の人生をみつめていく目を通し、
50代のこれからが、真に“伝える力”が試されていくのだと思います。
この休止期間で感じたこと、体験したこと、発見したことが沢山あります。
人生の大きな変容を越えつつ、再出発、
「33の扉」を、どうぞよろしくお願いいたします!
ご報告、ごあいさつに代えて
数秘サロンAlnair(アルナイル)主催 脇屋朋子