今、仕事(人生)の中での自分の歩み方、スタイル、方向性がつかめず、
「自分探し」の途中でしゃがみこんでしまう人が増えている。
そう、問題提起してくれているのは、かつて叫ぶ詩人の会で有名になった、
作家で詩人のドリアン・助川さん。
その原因として、
どこか他人任せ、自分自身を人生の主役と捉えてこなかった人が多いのでは、と。
ドリアン助川さん。
金髪先生もすっかりダンディに^^
私も数秘の仕事を通して、皆さんに一貫してお伝えしていることは、
「人生の骨組みや学ぶ必要があるテーマは自分で計画して生まれてきていて、
その上でどう工夫しながら生きるかは、肉体を得て生きている私たち次第なのだ」
ということ。
占いやチャネリングを体験したことがある人ならおわかりでしょう。
評判の占い師や能力の高いチャネラーにどんな未来を予言されようが、
実行部隊長である自分が、意欲を持ってアクションを起こさなければ、
その素晴らしい未来はいつまで待ってもやってこない、という事実。
あの占い師、当たらなかった~、と軽く流して忘れているかもしれませんが、
どこか人任せで自分はのんびり待っていて、あぁ、やっぱり来なかった、と、
どんどん意欲を無くしてしまう原因をつくっているのは、誰の責任でしょうか。
今に生きる私たちは、際限なく便利になった社会の恩恵を受けて生きていますが、
“創造的に生きる意欲”をその代償として差し出しているように感じて仕方がありません。
人間の生きる意欲を失わせ、尊厳を奪うには、毎月生活できるお金を渡して、
食べるのに不自由しない代わりに、土地の権利を取り上げた上、
決められた場所からじっとして働かないよう自由な行動を禁止することで、簡単に半廃人に。
オーストラリアのアボリジニしかり、アメリカのネイティブアメリカンしかり、
アフリカのマサイ族しかり、観光客用に時たまパフォーマンスを見せるだけで、
あとは座って飲んだくれて、濁った目で世の中を見渡すのみ。
もっとひどくなると、犯罪を犯すようになってしまう、というのです。
そんな現状があると、オーストラリアに生活する従姉妹が教えてくれました。
それは遠い国の出来事ではありません。
知らず知らず、私たちもそうなりかかっているのです。
◆ ◆ ◆
一応、親元にいれば食べるものがあって、屋根があって、寝るところがあって、
パソコンやスマホがあれば、刺激的で華やかな情報が際限なく溢れてくる。
SNSを開けば、なんとなく友達のような人たちの気配があって、
バイトはやってもやらなくてもいいし、ネットやデイトレードで稼ぐ方法もある。
これって、アボリジニと似たような状況ではないですか?
体と頭を使って行動しなければ、いつまでたっても自分を信じることなどできません。
自分を尊重する気持ちが生まれてこず、自己卑下してエネルギーを失ってしまう…
これは、魂の危機と言っても過言ではないでしょう。
◆ ◆ ◆
怖いことばかり言うようすが、ぼんやりしている場合ではないのです。
では、どうやって自分の中の意欲を掻き立て、行動に繋いで行けばいいのか?
それには、
まずは興味あるものごとの専門分野を定め、
そこで使われる専門用語をまずひたすらノートに集めて覚えること。
ドリアン助川さんは、そう私たちに提案してくれています。
どうです?これなら第一歩を踏み出せそうではないですか?
興味あるジャンルの専門用語をまず覚える。
この行為を、ドリアンさんは、
「言葉の森を育てる」
と表現しています。
「言葉の森」を一人ひとりが育てることは、武器を持たない革命なのだ、とも。
◆ ◆ ◆
40代後半になって、フランス語を習得したドリアンさん。
河瀬直美監督の映画に俳優として出演して、カンヌ映画祭に招待され、
その時、「フランス語が話せたら素敵だなぁ」と思ったのが出発点だったそう。
今からでは間に合わない!と散々周囲にバカにされたそうですが、
彼は、尊敬するサン=テグジュペリの「星の王子様」にターゲットを絞り、
徹底的にそこに出てくる単語を覚えていったそう。
たとえば、マカロン、ってどういうところからネーミングされたの?とか。
だから例えば、お菓子に興味があったら、
お菓子の世界で使われる専門用語を徹底的に調べ、ノートに書き出していく。
そうする内に、食べてみたいお菓子があったら、遠くに出かけて現物に触れたくなったり、
お菓子の歴史やそれを巡る人々に気づき、興味が意外なところまで広がるかもしれないし、
同じ興味の仲間やその分野で尊敬できる人につながるかもしれない。
私の数秘キーワード集の1ページ。言葉のカオスですねぇ。
お料理研究科で言えばレシピブック、作家で言えばプロットノートでしょうか。
ちなみに私も、数秘の基本キーワードを学び始めの初期に丸暗記した後は、
なぜこの数にはこのキーワードになっていったのか、その背景と意味を調べたり、
時代によって、キーワードの言葉を変化させる必要があるのではないかと、
新しい表現や、現代に生きる自分たちにフィットする表現を常に探っています。
その言葉探しは、本、テレビ、会話、実際の仕事など、どこにでも宝が隠れています。
今も毎日毎日コツコツ作業することで、年月をかけて表現の幅や深みが増して行き、
自分独自のオリジナルなものになっていることは間違いありませんし、
それによてクライアントさんへの伝わり方や気づきが全然違ってくる面白さを実感します。
言葉をめぐる、創意工夫の力は、生きる力につながります!!!
つい熱くなって長文になりました(*゚▽゚*)
まずは、ドリアン助川さんのこの本を読んで、いいな、と共感したら、
ぜひ、小さい一歩から実行してみてくださいね!
プチ革命 言葉の森を育てよう
←詳細はクリック
本の後半は、ドリアンさんと交流のある様々なジャンルの専門家との対談が載っています。
どのプロフェッショナルの言葉も素敵でしたが、特に河瀬直美監督の紡ぎ出す言葉に
すっかり引き込まれてしまいました。素晴らしいです。
河瀬監督も、軌道数33。
見えないもの、声なき声、言葉になる以前の言葉…
それらを表現する稀有な監督として、今後も注目していきたいです。
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