Centre Pompidou
https://www.centrepompidou.fr/en
年末年始にパリに行かれた事がある方は、どのように過ごしているのでしょうか?
パリでは、クリスマスから年末年始にかけて、小さな商店やパン屋さん等行ってみたけど、
結局、年始までお休みという所も多く見かけました。ホテルのレストランがクローズだったりと
特にクリスマスは、なかなか行きたい所に好きな時に行く事が難しいかと思います。
そんな中、私達がクリスマスの朝から向かったのは、1977年に開館した総合文化センター。
近代美術館・音響音楽研究所・公共図書館等が入ったポンピドゥー・センターです。
図書館もしっかり開いていました!(美術館と図書館の入口は違いますのでご注意!)
パリに滞在している旅行者にとって、行く所がかなり限られている日、私達は、
オープンする前に到着しました。もっとも、美術館の展示にはあまり興味が無い相方。
もっぱら建物見学に特化している為、早く行く必要も無かったかもしれませんが。。。
美術館が大好きな私ですが、建物も好きですので、お互いに興味のある事に
時間を使うのは、しょうが無いです。
エントランス側ファサード
こちらが、↑ポンピドゥー・センター。
柱や階段等の構造や施設配管が屋外にむき出しになった建物です。
赤い部分が上階まで続くエスカレーターです。
エントランス側ファサード
設計は、関空や銀座メゾン・エルメス等でも知られるイタリアを代表する
建築家:RENZO PIANO(レンゾ・ピアノ)
構造は、シドニー・オペラハウスの屋根等で知られるアイルランドの
構造エンジニア:PETER RICE(ピーター・ライス)氏
によって設計された建物です。
Rue Beaubourg沿いのファサード
あまりにも、有名になってしまった建物ですので、今更、
このビルがいつ、完成予定なのか?
聞く人は居ないでしょうけど、パリの街並みに急遽現れた工場か?工事現場か?
ともわからないこのような建物が現れた時、皆、驚いたのでしょうね。
Rue Beaubourg沿いのファサード
通りに面したファサードから、これが文化センターとは、とても思えないですよね。
因みに、青が通気口、緑が水道管、黄色が電気配管、赤がエレベーター&エスカレーター。
Rue Beaubourg沿いのファサード
この建物について、配管が見えている事でメンテが、容易という言葉を見かけますが、
確かにその点だけをみるとそうかもしれません。。。が、それによるマイナス面も多く、
(主に劣化等による経済的負担)それ自体が利点としては見られない気もします。。。
このような文化施設や美術館等は、好きか嫌いか、特か損かは別として、
アイコン的役割も有るため、インパクトのある建物で人を呼びこまなくてはなりません。
本来、隠すものを出してしまおうという点では、かなり斬新な建物だと思います。
さぁ、全ての展示物が見られるチケットを持っているにも関わらず、真っ先にやって来たのは
エスカレーター。ここからは、パリの街並みを見渡すことが出来ます。
モンマルトルの丘にたつサクレクール寺院
お掃除は大変なのかもしれませんが、チューブ越しに見る景色が、ちょっと難。
お掃除が必要でした。。。
上からみると、タウンハウスの家と家の堺壁の所から何本も煙突がにょきにょきと
出ています。各アパルトマンにつき1つの煙突が必要だった為、こんなに出ているのだそう。
面白い景色です。
景色を眺めたと思ったら、おみやげ屋さんに直行!
相方は、そそくさと建物関連の本のところへ。
マンレイの作品はこちらからお借りしました。
私は、Man Ray(マンレイ)↑見たかったなぁ~。
美術館が大好きな私は、展示物全てが見られるチケットを購入して損したわ。。。
1日美術館で過ごせる派ですので、次回は1人で来たい所です!!
そして、閉まっていましたがレストランの所にあったツリー。。。
どう見てもだったんですけど、、、配管の吹付けか?
ちょっと怖かったです。
そんなこんなで、景色を上から見て、お暇したポンピドゥ。出る頃には手荷物検査の行列が。
中に入ると比較的混んでは居ませんでした。
因みに、 パリから1時間半くらいの東北部:ロレーヌ地方には、こちらの分館があります。
2010年に開館したポンピドゥー・センター・メッス。
日(坂茂)仏(ジャン・ド・ガスティーヌ)の共同チームによる文化複合施設。こちらも見応えが
ありそうです。そんなわけで、展示品を一切見ない建物探訪でした
それでは、本日も皆様お疲れ様でした~
❤ご訪問ありがとうございます❤