【ダンブッラ 2】こうしてヘリタンスカンダラマは建てられた! | *Travel Note*

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クアラルンプールからの旅の記録。
東南アジアを主とするホテル日記•食日記•観光記/時々マレーシア情報

 スリランカ1日目の宿泊先は、ジェフリーバワの傑作であり大自然の緑の中に

 ひっそりと佇む


 Heritance Kandalama
   ヘリタンス カンダラマ(1992)


 に滞在しました。20年以上も前に建てられたホテルが、建物である事を忘れ、

 年月と共に周りの自然と一体化し、植物、動物と共存する姿は、正に今日の

 私達が理想とし追い求めるものの一つであると思います。





 スリランカに来たら、1度は訪れたいシーギリヤロックからの距離は23キロ程。

 バンダラナイケ国際空港からは約5時間程かかる所にあり決してアクセスが良いとは

 言えませんが、シーギリヤ、ダンブッラ寺院を訪れる方には是非体験してほしい。

 それとは矛盾し、素晴らしいホテルである事を隠しておきたくなる素敵なホテルです。




 ホテル付近の道は、幅が狭く舗装されておらず、時々↑牛にも遭遇します。

 牛なのに、犬ですか?と聞きたくなるような軽快な動きをする牛たち。

 とっても長閑な景色とちょっとせわしなそうな牛に癒されました。




 所で、このホテル、開発段階では環境保護を訴える住民からは大反対されていたのだそうです。

 ガイドさん曰く、この辺りのお坊さんが以下のような条件を出す事で、

 ホテル建設が実現したのだそうです。

   なるべくそこにある自然を破壊しない

   汚水は浄化してから湖に流す

   なるべく地元住民をスタッフ(レイバー)として採用する






 今でこそ、グリーンビルディングの概念は世界中で注目されていますが、20年前にこの条件を

 出されたお坊さんに拍手ですね。そしてそれを見事に形にしたバワの凄さも感じます。





 世界で1番最初にLEED(米国グリーンビルディング協会)認証されたホテルであり、

 米国外の建物としては、1番最初にLEEDにより認証されたグリーンビルディングなのだそうです。

 LEED とは?
      2000年から始まった米国の制度
      建築物全体の企画・設計から建築施工、運営・メンテナンスに渡り省エネ、
      環境負荷を項目別の評価ポイント数で評価するシステム。






 このポイントシステムが世界に浸透する前から、その概念は既にそこにあったという事

 なのですよね。ホテル開発に住民が反対されている間、ホテル建設は一時中断されていた事も

 あるのだそうですが、その間、建物はというと狙い通りに自然と一体化していったのだとかsei






 ホテルの端から端までは約1キロ、その全景はとても近くからカメラに収める事はできません。

 ダンブッラ寺院からこちらのホテルを見る事は出来るのですが、なんとなく

 そこにあるのが見える程度です。私達は、カンダラマ湖対岸から全景写真を撮ってみました。



 写真の左側ウィングがシーギリヤロックを見る事のできるシーギリヤウィング、対し右側の

 ウィングがダンブッラウィングになっており、私達はダンブッラウィングのお部屋に宿泊しました。

 お部屋、ホテル内については、次回ご紹介します。



 それでは、お盆のお休みを利用し旅をされている方、帰省中の方、良い旅を~。

 そしてその他の皆様もよい一日を~sei


 
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