韓国の演劇大学と 『The Golden dragon✨』 | 前提を変えて主役マインドを手に入れる!Mind Update Class✨

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潜在意識、思考、思い込みを書きかえて、じぶんで内側をアップデートさせていく✨
パフォーマーが日常をよりクリエイティブに生きられるお手伝いをしています。

時は遡りますが…

2019年12月の頭
今回教えに行った韓国、啓明大学の
学生公演を観てきました。
 
学生公演と言っても、
ヤン・スンヒが演出している公演で
かなりのクオリティでした。
 


テキストはドイツの劇作家
ローランド・シンメルプフェニヒの


「The Golden Dragon」🐉

(『アラビアの夜』『昔の女』『つく、きえる』
などが日本でも上演されてますね。)


この作家の作品は、

戯曲を読むとわかるのですがスタイルが独特で…



俳優が話す言葉は、

キャラクターの台詞と

ト書きや状況描写や内面描写のような台詞とを

交互に行ったりきたりしています。
  


俳優にとっては

感情を使う時と、

感情から客観的に距離を置く時とを

秒ならぬコンマで行き来するような感じ。



その上オムニバスになっていて

短いシーンが48もあり

場面もキャラクターもコロコロ変わっていく。



読んだ後の私の正直な感想↓↓




『 う〜…面白い…えーん
 
 
でもこれ…

どうやってやるん?真顔 』





そうゆうタイプの
読んだ直後に完成図が想像できないような戯曲の方が
絶対取り組んでいて楽しいんですが!ハッ



この作品は生徒にとっては、
ハードワークだったろうなぁと思います笑い泣き





で、観た感想はね、

予想はしてたけど、、





とーーっっっても、

良かった!!!笑い泣き



ブラボー!!👏✨



もちろん生徒達は完璧じゃ無いし、 


粗もたくさんあるけれど、


まず、



この作品が稽古場で
どのように創られてきたのか? "🐉



が、芝居が始まってすぐに感じられ、
(なんなら空間に入ってすぐ感じるよね)


始まって5分で感涙笑い泣き




それは、

とても真摯で正直で素直で
ワクワクしたエネルギー


だったの。


それは俳優の身体に如実にあらわれる。





そして、チーム全体で本当に協力して、

目的地に向かう旅をしていた。




そこには、


「うまくやりたい」
「うまく見せたい」
「こうしなきゃ」


という、


自分以外のものになるのだ!!

という考えに基づく


思考の不純物=エゴゲッソリが、



ほぼ無く!デレデレ






みんな本当に正直に
自分を使って

『今この瞬間』に存在していて

互いに協力しあい

戯曲や作家が意図する
一つの目的地へと向かっている。

そして、1人1人が
くっきりはっきりしている。



これが全てそろっていた。
それ以上にパワフルなものってあるだろうか…?







「え、でも学生公演だから、守られているし、
そんなの当然じゃん??所詮大学生でしょ〜??」



と思ったそこのあなた!!!





当然じゃないからー!!🤚ハッ




なんならプロの現場でも
この状況をつくるのは
容易ではないからー!




これはひとえに、



演出家と俳優の
強い信頼関係の賜物🎁


そして演出家自身が

 
楽しみながら導いてきた結果✨




だと思います。



思うに…



スンヒさんの稽古場は


生徒が"自分自身"に全力で取り組める環境




が、ちゃーんと、

作られていたんだと思う。






今回は、ゲネと初日と2日目の公演を

それぞれ見させてもらったのですが




本当にみんな、とても正直に真摯に、
自分の人生にとりくんでいました。




自分自身に取り組むって

時に怖いことです。


失敗と思えるようなことも起こるし、

すぐには理解出来なかったり、

自分の弱さと怖れを手放さないと

先に進めなかったり。




だから、安心して飛び込める"スペース"を
セッティングしてあげること。




そうしたら、生徒達は勝手に学び、

自発的に自立(自律)し始めるのですよ音譜








背伸びしていたり、

演技"風"なことをしていたり

自分を丸ごと使っていなかったり。


それは"身体"にダイレクトに表現されるので

観客には見えますし、感じますよね真顔


(何よりそれをやってる本人も辛い。
繋がっていないのは自分で分かるから)



それって、
 

「うまくやりたい」
「うまく見せたい」
「こうしなきゃ」



みたいな、

自分の外側のことばっかり

気にしている時に、

起こることなんですよね。。(自戒)滝汗






演出家も俳優も本当にタフな仕事。



でもやっぱり、
世界で一番素敵な仕事だと思う。




本当に自分自身を丸ごと使えば、

観客に、その人も気付いていないような
その人自身を体験させてあげられるんだから。




それには自分自身のことに本気で取り組み、
自分自身を丸ごと使わなくちゃね。


がむばります! 


記念写真ぱしゃり♡


Ohki Sakura 🌸